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「なんかね、カノといると胸が苦しくなるの。痛いっていうか…でもでも、嬉しい気持ちもあってね!モヤモヤするんだ〜…」
「それって…」
マリーが顔を輝かせた。
「おばさんさ…」
「何?ヒビヤ君」
「恋だよ」
え?
「…恋?」
ヒビヤ君は頷く。
「つまり、Aはカノの事が好きなんだよっ」
私が、カノを好き…
いつでも笑顔で
面白い話してくれて
毎日毎日私の所に来てくれる人。
「カノ…」
「いつ告白するの!?」
「ええっ!?」
「おばさん照れすぎ」
「うるさいよっ…!ひ、ヒビヤ君だって好きな人、いるくせに…」
カノのこと考えると緊張してきた…
するとヒビヤ君が突然固まった。
あれ?私なんか変なこと言った?
「なんで、おばさん…僕に好きな子いるの知ってるの…?」
「え?…勘?」
「そ、そう…ならいいけどさ」
「そっか?」
そして突然ガラッとドアが開いた。
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作者名:真冬 | 作成日時:2015年2月7日 10時