【歌い手】都市伝説系歌い手７。【男性声優】

｛３１０｝side：志麻 ページ32

朝、９時すぎ。

物販列が動き出した。
まあディズミー並に込んできたから早めてくれたんやろな。


･･･てか、これライブ本番まで大丈夫なんか？
子わんこ･･･鼻血出しとるの、チラホラ居るんやけど()




センラ「あ〜･･･しんどい、ほんま･･･尊い･･･」

志麻「センラさん、ほい。ティッシュ」

センラ「･･･ありがと」




カバンの中に入っとったポケットティッシュをひとつ、隣のセンラさんに渡す。･･･マスクに血がつかんくてよかったっちゃよかったけど･･･これは、列の前半に居るうらさかもヤバいやろな。緑の方も赤に染まってそうやな(((
あ、ちなみに俺らが居るのは中間ら辺。

ちなみに今朝の５時、坂田がうらたんに引き摺られるかたち(物理)でシェアハウスを出てったのをトイレに起きた俺が目撃した。それを起きてきた(寝癖バリバリの)センラさんに言ったら「はぁ！？なんで早く言わんのそれ！こうしちゃ居られんわ、僕らも行くで志麻くん！！」ってなって急遽支度して東京ドームに連れて来られた。
･･･俺、別に物販列並ぶ気なかったんやけどな()




志麻「(チケットはセンラさんと連番やからもうあるし、ゆっくりしてたかったんやけど･･･まあええか)」

眞弥『おっ！
物販列進み始めた！』

A『お、まじ？
あ、これんま･･･』

眞弥『あ、もしかして私が買っといたやつ？』

A『うん。えーと･･･バターチョコサンド？って書いてる』

眞弥『美味しいでしょ！
･･･てか、あんたそろそろこっち向かって来た方いいんじゃない？』

A『え？
いつもみたいにみーのお兄さんが迎えに来てくれるんじゃないの？』

眞弥『送り迎えは兄貴がやってくれるけど、東京ドームの近くで降りたら勘のいい子わんこに気づかれちゃうでしょ？
だからちょっと離れた適当な所で降ろしてもらう予定になってるんだけど･･･あんたの場合変なところで方向音痴になっちゃうでしょ。たまに』

A『あー、強く否定出来ない･･･』

眞弥『衣装とかはこっちにもうあるから、取り敢えず１１時まで来なさいな！』

A『えー･･･もっとゆっくりしてたいぃ･･･』(ショタボ)

センラ「ぐふっ」

「ショタボ･･･！！」
「鼻血でてるwww」
「大丈夫ですか？」
「だ、いじょうぶです･･･ちょっと、ぬーさんが可愛すぎて･･･」
「解ります･･･！」


また一気にザワつく物販列。
･･･うん、まあそうやろな()

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