都市伝説系歌い手４。【歌い手】

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鈴村さんの方も通話を終わらせる。

青二プロダクション(神谷さんが所属してる事務所)で例の写真についての件でバタついてるみたい。




A「･･･とりあえず、留守番してたネコ･･･あー、眞弥は無事でした。家の方は無事じゃないみたいですけど･･･」

luz「そっか･･･ひとまずネコさんが怪我してなくて良かったわ･･･」

鈴村「神谷の方は事務所の方で否定した文章をホームページで載せたらしいわ。
･･･けど仕事の方は事態が落ち着くまで休む言うてたわ」

A「うあー･･･神谷さんに迷惑が･･･」

平川「Aちゃんのせいじゃないよ。
･･･確認として聞くけど、神谷くんと居たのは本当？」

A「一緒に居たのは本当ですよ。
歌い手仲間に誘われて、鳥民族で声優の神谷さんと鈴木さんと櫻井さんと飲んでました･･･し･･･」




ふと、櫻井さんと鈴木さんのリアルキャラボイスを思い出しかけて口元を抑えた。

光と鈴村さんはきょとんとしてたけど、あの２人から聞いてたらしい平川さんはクスクス笑った。･･･くっ･･･！




A「っ･･･た、ぶん･･･撮られたのは飲み会終わって小野Ｄさん宅に向かうタクシーを拾ってた時でしょうね。
私は飲んでなかったんですけど、その･･･酔っ払った大人男性に気圧されてふらついちゃって」

３人「「(察した)」」

A「と、言うか･･･私が神谷さんと言う恐れ多くも声優アワードで五年連続最多得票賞を受賞している人間国宝と言っても過言じゃない人に、き･･･キスするとか無理に決まってるじゃん心臓破裂して体内から酸素吹き出してこの世から存在消滅するわ･･･！！」

鈴村「ぷっ･･･！
ちょ、わんこちゃんほんまおもろい･･･！」

平川「歌い手やってるだけあって、声に力が入ってるね」

A「と、とーにーかーく！
私が神谷さんとキスしたとかは嘘です。
もししてたら１ヶ月くらい寝込みます！」




ででん。と断言すれば、３人に笑われた。


まあ、とにもかくにも。
眞弥も神谷さんも無事と言う事で、残る問題は･･･。




A「･･･東京に帰ったら、歌みた投稿しようと思ってたのに･･･」

平川「歌みた？」

luz「僕ら歌い手が、他の人の既存曲とかボーカロイドの曲を歌ってみた･･･まあカバーする事です。
･･･うう･･･姉さんの歌みた、いつもええのばっかやから聞きたかったわ･･･」

鈴村「ああ、それなら心配いらんよ」




にこ、と鈴村さんが微笑む。

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