都市伝説系歌い手４。【歌い手】

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和希さんの運転で、私達は東京に戻った。

途中で光達を降ろして、鈴村さんが言ってた眞弥パパの別荘に向かう。



あ、ちなみに私の素顔が完璧バレてるから念の為に変装して助手席に座ってる。
灰色のウルフカットのウィッグ。藍色のカラコン(入れるのめちゃんこ痛かった･･･)。度の入ってないメガネ。服装はしまむろで買ったメンズ系の服とズボン。･･･私男装向いてるかも(((




和希「そろそろ着くぞー」

A「んー」

和希「屋敷には眞弥がもう着いてっから、着いたら顔見せてやれな」

A「んー」

和希「レコーディングルームとかダンスレッスン出来る部屋とかあっからよ」

A「んー」

和希「しばらく使ってなかったから、先に着いった人達が掃除しったど思う。
ひとまずはそれの手伝いだべな」

A「んー」

和希「･････････A、俺の話聞いったが？」

A「聞いてない」

和希「聞けや」




和希さんの話を聞き流しながら、私はある人物とツブヤキのＤＭで「Mere×××宅の住所・本名の流出」の件についての対処についてやり取りをした。聞き流しながらっつってもちゃんと内容把握してるけどね。


･･･うん、これでよし･･･と。
また近い内に連絡取るって事になって、私は車窓の外に目を向けた。
もう夕方か。

あ、なんか建物見えてき･･･た･･･。

･････････。




A「･･･和希さん」

和希「ん？」

A「あの建物が別荘？」

和希「んだ」

A「洋風ホラー映画の撮影に使われてそうなあれが？」

和希「･･･んだ」

A「て言うかあれどっからどう見てもディa「着いたぞー」･･･うおーい！？」




別荘･･･いや屋敷って方がしっくりくる屋敷に、到着した。

しまむろで買って来た着替えやら何やらの荷物を車から下ろしながら、私は改めて屋敷を見た。




A「･･････マジ、見れば見るほど逆巻邸･･･」




怒られないのかな()
ヒロハイ(俺のヒーローハイスクール)で言うところのＵＳＪレベルなんだけど。

私の目の前には、あの･･･あれ･･･うん。
アニメ版ディアリカの、逆巻さん家のアナザーカラーの屋敷がありました()


外壁は薄墨色。屋根は紺色。
わーい、聖地巡礼だね！魔界に繋がってる扉は地下かな！
･･･はあ(溜息)
あれこれ心の中でツッコむのはやめにして、中に入ろう。


和希さんは送迎ドライバーに任命されてるとかで他の入居者の所に向かった。キャンピングカーで()

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