都市伝説系歌い手４。【歌い手】

｛１８４｝ ページ39

ガチャ

ギィィ･･･
バタン


A「･･･お邪魔しまーす」




ホラーか()

玄関扉を押して、中に入る。
･･･うおーい、激しく見覚えのある階段あるんだけど。暖炉あるしシャンデリア･･･ソファにテーブル･･･。
おいなんだよこの屋敷･･･まじでディアリカの逆巻邸じゃん･･･。しかも若干アニメとゲーム混ざってるし。




A「(まあさすがに原作(ゲーム)通りに三つ子の１人がソファで寝てはないか)
･･･ごめんくださーい？」

「俺様を待たせるとはいい度胸だぜ。
覚悟は出来てんだろうな･･･A･･･」

A「･･････、･･････ッ･･･！！！？？？
ふ、ぉお･･･っおおお！？？？」




不意に右耳の至近距離で囁かれた、心臓に悪い声()

心臓をバクバクさせながら右耳を抑えて振り向けば、端正な顔立ちがいらっしゃいました。


ぐ･･･！




A「グリーンリバーライト･･･！！」

緑川「お。
さすが、俺の事知ってるんだね」

眞弥「いらっしゃいAー！」

A「ま、や･･･さん？
説明･･･ある、よね？」

眞弥「片付けなら終わったわよー。
あんたがディアリカ好きなの思い出したからサプライズっ！」

A「サプライズにも程があるでしょ･･･！！
心臓に悪いからね？」

緑川「ふふ･･･それじゃ、部屋に居る奴ら呼んで来るね」

眞弥「行ってらっしゃーい」




階段を上がってくグリリバ･･･もとい緑川さん。

私は眞弥をジトリと見た。




A「･･･電話の声から怪我の心配はしてなかったけど、出迎えにあれは･･･」

眞弥「ははー、気にしない気にしない！
まあ、里帰りお疲れ！」

A「･･･家、どんな感じになってるの？
私は山形からまっすぐシェアハウスに来たんだけど･･･」

眞弥「んー･･･鍵穴ガッタガタでろくに鍵閉まんなくなっちゃってる。窓も石とか投げ込まれちゃってガラス穴空いちゃった。外壁は叩かれすぎて酷い所は塗装剥げちゃってさ･･･」

A「マジか･･･」

眞弥「あ、でも警察に対処とかしてもらったから！
監視カメラ置いて、もしまたなんか迷惑行為されてたらすぐに出動してくれるらしいし。とりあえずは大丈夫！」

A「･･･そっか･･･」

眞弥「あんたらしくないわねー･･･。
過ぎちゃった事なんだし、大事なのはこれからでしょ？」

A「･･････うん、そだね」




これから。

そうだ、過去の事気にしててもしょうがない。

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