音量下げよう。 ページ8
「やっと見つけた！
君だよねっ、さっきステージで歌ってたの！？」
『え、あ？』
「俺も見てたんだけど、凄かったよ〜！
ねえねえっ、名前は何て言うの？俺は明星だよ。明星(あけほし)スバル！明けの明星で明星、スバルはカタカナ！」
「こらこら、明星くんってば急に聞かれても解らないよー？
あ、僕は遊木(ゆうき)真(まこと)だよ。よろしくッ☆」
う、わーお･･･。
オレンジ色髪男子の明星くんの登場についつい圧される私。
比較的宥めながら自己紹介してくれた金髪緑目のメガネかけてる男子の遊木くんも、何気に勢いがいいと思ったのは私だけだろうか。
『あー、あー？
えっと･･･え？』
「･･･陽響。こいつらもクラスメイトだ。
どうやらさっきのお前の歌を聞いて駆けつけたらしい」
『そなの？』
「うんうんっ！
鬼龍さんも凄かったけど、君もとってもキラキラしててアイドルみたいだったよ！
ねっ、ウッキ〜！」
「そうだね、僕も凄いって思ったよ。
近くで見たかったけど生徒会と鬼ごっこするのも嫌だったし少し遠くから見てたけど、キラキラしてたね！」
『あー･･･どうも？』
そんなに感動を与えたとは思っても見なくて、私はきょとんとした。
ワイワイと騒ぐ明星くんと遊木くんに元気だなーと思いながらも、なんとなく･･･なんとなーくその�狆亟薛瓩�引っかかる。
がら
「う〜す、ホームルーム始めるから席つけ〜」
「ああっ、先生が来ちゃったよ･･･！
どうしようウッキ〜！？」
「ええっ、なんだって！？
そんな事言っても･･････はっ！これは時間稼ぎをしろって事なのかな。よーし、それじゃあ僕が時間を稼ぐからその間に明星くんは彼から名前を聞き出すんだ！」
「･･･あのなあ、今から自己紹介するんだから時間稼ぎする必要も無いぞー？」
「あ、そっか！」
さがみん先生の言葉に納得したらしく、明星くんと遊木くんは「また後でね！」と自分の席に向かった。
そして始まる最初のホームルーム。
私にも教えてくれた生徒手帳の使い方、サイリウム、学校の施設、部活と委員会、ユニット、そして寮の事について大雑把ながらにも説明した。
ちなみに、私はこの夢ノ咲学院のある夢見咲市の郊外に住んでる。
学院からだと７つ目の駅。更にちなみに田舎。
と、まあ。
そんな感じでさがみん先生によるホームルームは進んでいった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暇犬(プロフ) - 仁兎なずなさん、こちらでのストーリー上、主人公が入学するところから始まってるので、原作での二年生イコール一年生ですよー (2015年11月25日 16時) (
レス) id: f488a6118f (このIDを非表示/違反報告)
二兎なずな - 探してみました…やっぱり2年生でした。(付け足し)アドニス君は陸上部に入っています。 (2015年11月24日 22時) (レス) id: c419aa7663 (このIDを非表示/違反報告)
二兎なずな - 多分アドニス君は2年生だったきがする…探してみます。 (2015年11月24日 22時) (レス) id: c419aa7663 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：暇犬
| 作成日時：2015年11月10日 20時
