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ツブヤキで絵師さんの
てっきり僕が歌ってMIXとかアレンジしたデータに合わせてイラストをつけるんかと思ってたけど・・・どうしても僕の生歌を聞いてからイラストを描きたいそうだ。
まあ、こだわりあるんかもしれんし。
僕も暇やったし、別にええけど。
・・・あの子にはすぐにでも会いたいけど、まずは僕がこっちの生活にある程度慣れんと。
だからその翌日。
僕はほたるさんと東京のポチ公像の所で待ち合わせて1回合流して、そこからカラオケに行こうって事になった。
・・・んやけど。
センラ「なーんで待ち合わせもしてへんのに居るんかな・・・」
僕の前には、マスクなりメガネなりで変装してる浦島坂田船メンバー。
・・・なんっでやねん・・・!
坂田「まーまー、ええやん!
俺ら運命共同体やし!」
センラ「運命共同体通り越してテレパシーやろこれ・・・」
うらた「細かい事は気にすんなって。
同じユニットとして、もし今から会う絵師が女だったら今後の活動方針に支障をきたすかもしれないしな?」
志麻「せやな。
もしもセンラくんが女にうつつを抜かすような事あったら一大事やしな」
センラ「なんやねんそれ・・・。
・・・て言うか僕好きな人居るし」ボソッ)
3人「「ま!?」」
声大きいわ!!
・・・ったく・・・こうなるんなら、もっともらしい理由でさかたんと遊ぶの断ればよかったわ・・・。
僕のカミングアウトに過剰に反応する3人に、僕が東京に引っ越すきっかけになった事の経緯を説明する事にした。
志麻「・・・で、その声も聞いた事も喋った事もどんな子かも知らんのに好きになった女の子追っかけてわざわざ名古屋から遥々東京まで引っ越して来たん?」
センラ「おん。
・・・想いを伝えんで終わらせたないんよ。ダメ元でもええから、喋りたいねん。・・・好きって、伝えたい」
うらた「見事にガチ恋だな・・・。
・・・て言うか、歌みたに時間かけてる暇あったらその女の子を探した方がいいんじゃないか?
せっかく追っかけてきたのに、結局会えませんでしたじゃ話にならないだろ」
センラ「それはそうやけど、僕やって歌い手やし・・・・・・。・・・ぇ・・・っ?」
3人と喋りながらも、そろそろほたるさんと待ち合わせした時間やから腕時計に目を向けた時やった。
ふと、視界の端に見覚えのある人影を見つけた。
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作者名:暇犬 | 作成日時:2018年3月18日 5時