28.虎杖悠仁 ページ30
Aside
あの後1年3人に稽古をつけていた。そして今は休憩中。
俺は動けると言っても体が弱いのは変わらない。適度に休憩を挟まなければ俺の体は直ぐに使いものにならなくなる。
「ねぇ、Aさんってなんでそんなに休憩挟んでんの？」
そう言いながら俺の隣に座ってきたのは1年、釘崎野薔薇。
「ん〜？Aは天与呪縛の影響でちょっと体が弱いの」
まぁ今はだいぶましになってるけどね〜、俺の後ろにいた悟が答える。
「じゃあじゃあ、なんで呪術師してんの？体休めてた方が良くない？」
『あぁ、俺は術式が特殊だからね、適度に呪力を使わないといけないんだよ。』
虎杖悠仁。宿儺の器、悪い奴ではなさそうだな。手応え的には十分、というか有り余るほどだ。
運動神経が高すぎる。呪力を上乗せされたら通常の俺じゃ勝てない、と思う。
宿儺が完全に取り込んだら、押さえつけることも困難になる可能性がある。
やはり、早めに始末しておくべきか……
「A？いくらAでも悠仁には手、出させないから。」
一瞬、背中が凍りついた。嫌な汗が吹きでてくる。明らかなる殺気。
随分と、"お気に入り"なんだな。
もう、彼の中の1番じゃないのかな、なんて思った。
ネガティブになる癖、直した方がいいのかもな。
そして俺は訓練に逃げるように立ち上がりグラウンドにでる。
「Aさん……？」
『あ、あぁ、恵。大丈夫だよ。ほら、訓練の続きしよ。』
「……はい。」
_____________________
「お主がAAか」
全身の毛を逆なでされるかのような嫌悪感と呪力量。
『……宿儺。』
「ほう、俺を呼び捨てにするとは良い身分だな。」
なぜ、宿儺が外に出ている。
主導権は虎杖が握っているはずでは？
『はは、宿儺様が何の用ですか？』
「用？お主と話をしに来ただけだ。面白いものを持っているようだからな。」
面白いもの？なんだそれは。
やはり宿儺の考えていることは分からない。
「まぁよい、近いうちに会うことになるのだ、楽しみにしておくと良い。」
そう言ってどこかに消えていく宿儺。
呪霊とは本当に自由だ。
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2006.yuna.0215@gmail.com(プロフ) - 傑と呪霊くんの話できればめっちゃ見たいです…！話の展開とても面白かったです！ これからも応援してます！ (2021年4月27日 0時) (
レス) id: ef870bb2d1 (このIDを非表示/違反報告)
じんべーざめ - 異端さん» ありがとうございます！もっと更新ペースを上げられよう頑張ります！ (2021年4月2日 18時) (レス) id: 9453f9490a (このIDを非表示/違反報告)
異端(プロフ) - 更新いつも楽しみにしています！！頑張ってください！ (2021年4月2日 15時) (レス) id: 22d2735c29 (このIDを非表示/違反報告)
じんべーざめ - 雪マカロンさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年3月2日 21時) (レス) id: 303ca42184 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです！更新頑張ってください！ (2021年3月1日 22時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じんべーざめ | 作成日時：2021年2月18日 18時
