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26.呪霊 ページ28

Aside

ずきりと痛みが走り意識を無理やり覚醒させられる。
ゆっくりと重いまぶたを押し上げると体に巻かれているたくさんの包帯。

『なに、これ…』

声は出るようで少し安心したがズキズキと痛む傷は反転術式で治せないだろうか、などと甘いことを考える。
ここは医務室だろうか、はたまた別のところなのだろうか。
医務室ならしょーこがいるはずだ。いないこともたまにあるけど…
取り敢えず起き上がれるかな、と思い体を起こしてみようとするものの体が重く、起き上がれる気がしない。
さてどうするか。とりあえずここがどこなのかを知りたい。

その答えはすぐに帰ってきた。

「ここは五条の部屋だよ。」

いきなり声をかけられ驚く。聞き覚えのある声。
そう、あの呪霊の声だ
そして後ろからどたどたと足音が聞こえ大きい音を立てて扉が開く

「紺!あれほど勝手に行動するなと言っただろう!」

そう言いながらズカズカと部屋に入ってきたのは傑。
それに対して"うるせぇばーか"と舌を出して傑を煽る紺と呼ばれた呪霊。
それに呆れ大きなため息をつく傑。

「まぁいい、目が覚めてよかったよA」

そう微笑む傑。
感情の上げ下げすごいな……()
そして俺は疑問に思っていることを口に出す。

『その呪霊は、悟が祓ったんじゃないの?』

「あぁ、この子はひとまず高専で保護という形になったんだよ。」

あぁ、なるほど。

「ヒトって意味わかんないとこに疑問持つよな」

不思議〜、とおちゃらけている紺

「まぁ、君には一生分からないだろうけどね」

そう嫌味っぽく傑が言うと紺の瞳がかすかに揺れた気がした。

「じゃあ、私たちはそろそろ行くよ。」

傑はそのまま紺の手を引っ張り部屋を出ていった。

その後傑から報告を受けた悟がものすごい勢いで部屋に来たとかそうじゃないとか。

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2006.yuna.0215@gmail.com(プロフ) - 傑と呪霊くんの話できればめっちゃ見たいです…!話の展開とても面白かったです! これからも応援してます! (2021年4月27日 0時) (レス) id: ef870bb2d1 (このIDを非表示/違反報告)
じんべーざめ - 異端さん» ありがとうございます!もっと更新ペースを上げられよう頑張ります! (2021年4月2日 18時) (レス) id: 9453f9490a (このIDを非表示/違反報告)
異端(プロフ) - 更新いつも楽しみにしています!!頑張ってください! (2021年4月2日 15時) (レス) id: 22d2735c29 (このIDを非表示/違反報告)
じんべーざめ - 雪マカロンさん» ありがとうございます!頑張ります! (2021年3月2日 21時) (レス) id: 303ca42184 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!更新頑張ってください! (2021年3月1日 22時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じんべーざめ | 作成日時:2021年2月18日 18時

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