23.捜索 ページ25
Aside
ショッピングモールに入って数時間。中にいた呪霊は大体祓ってきたがなかなか報告書にあった突然変異型呪霊が見つからない。
「…二手に分かれようか、もし危険を感じたら僕の名前をかならず呼んでね？」
『わかった……』
「それじゃあ、14時にまたここで落ち合おう。
それまでに見つからなければ今回は一旦保留
作戦を練ってから出直すよ。」
『了解。』
その一言で俺らは反対側へ走る。
ずっとこい呪力の中にいるため感覚がにぶっているのがわかる。
だが、すぐに分かった。1つの店だけ異様に呪力が濃い。
気圧されそうになるほどに強い呪力に一瞬たじろぐがすぐに気合いを入れ直し重たい足を動かして店内へ入る。
「あれ、やっと着いたぁ？」
おっそいなぁと付け加える呪霊、コミュニケーションがはっきりとれる。しかも、喋り方に人間独特の感情の入り方がしている。呪力の濃さからして明らかに特級。暗くてよく姿が見えない。
『あんた、何者…？』
「ははっ、見ての通り呪霊だよ」
そういってこちらに歩いてくる呪霊。
だが、その容姿につい二度見してしまう。報告書に会った通り、狐の耳に狐のしっぽ。だがこれは、人ではないのか…？
そして俺の後ろから声が聞こえた。
「君は、呪術師かなぁ？」
嫌な汗がぶわっと噴き出るのがわかる。
そしてその呪霊の長い爪が俺の首元に当たる。
「僕の事、祓っちゃう？」
そうけたけたと笑う様はさながら狂気的で悲しみが混ざっている気がした。
こいつ、ほんとに呪霊か…？
「考え事かなぁ」
そういったと同時に思い切り首元をつかまれ店の反対側へ投げられる。
「ほら、せっかく会えたんだからさ、楽しもうよ。ねぇ僕と遊んで？」
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2006.yuna.0215@gmail.com(プロフ) - 傑と呪霊くんの話できればめっちゃ見たいです…！話の展開とても面白かったです！ これからも応援してます！ (2021年4月27日 0時) (
レス) id: ef870bb2d1 (このIDを非表示/違反報告)
じんべーざめ - 異端さん» ありがとうございます！もっと更新ペースを上げられよう頑張ります！ (2021年4月2日 18時) (レス) id: 9453f9490a (このIDを非表示/違反報告)
異端(プロフ) - 更新いつも楽しみにしています！！頑張ってください！ (2021年4月2日 15時) (レス) id: 22d2735c29 (このIDを非表示/違反報告)
じんべーざめ - 雪マカロンさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年3月2日 21時) (レス) id: 303ca42184 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです！更新頑張ってください！ (2021年3月1日 22時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じんべーざめ | 作成日時：2021年2月18日 18時
