ns 向かい合わせ ページ14
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「だーいちゃん」
「なーに、流星」
フワリと笑う大ちゃんに今日も胸が苦しくなる
「ふふ、いいとこやね自然いっぱい」
余計なこと心配してるんやないかと思って明るく話しかける。
「寒ない?」
「寒ないよ、全然」
「ごめんなぁ、こんな時間に」
「んーん、全然!」
ほーら、やっぱり。
急に部屋を訪ねてきて、夜景見たいっていうから一緒にきたんやけどここは東京やし俺たちは一応芸能人で、人目を裂けながら落ち着けるとこと思って進んでいくうちにかなり遠くまで来てしまった。
大ちゃんはたぶん、夜景が見たかったわけやなくて
眠ることが怖いから歩きたかったのかな
うーん、それも違うか
「わー!すごい」
「ほんまや、綺麗」
坂を登り続けてどれだけ経ったかは分からないけど、1番高い所まで来た。大きなビルがたくさん並んでいてキラキラと輝いて見えた。
「この中で俺ら仕事してるんやな」
「うん、すごいね」
綺麗に見えるのに、その景色にのまれていくのは何だか怖い気がした。
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咲希@skrmc(プロフ) - 50話まで書き切りありがとうございました。更新してくださっている間、とても素敵な時間を過ごせたと思います。度々気になっていた最後の「()」。あれは歌詞だったのですね。また恋香さんの小説が作成され、機会があればまた読ませていただきます。 (2022年5月28日 0時) (レス) @page49 id: ede94865a4 (このIDを非表示/違反報告)
rinu - 純愛でした♥ (2022年4月6日 0時) (レス) @page33 id: d47608d8bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋香 | 作成日時:2022年2月15日 16時