どれアキ!byミラ ページ18
ミラ「お兄ちゃん一体何したの!?て言うか何処!?」
えーー……。
…こ、こんにちは、ミラです、多分今アジトにいます。決して、お兄ちゃんが持ってきたコーラを飲んだらボンッて煙が突如出てきてその一瞬で何処か別の場所に飛んじゃった、なんてことはないハズ。
…ない、ハズ。
「あんた誰だよ!?」
「ちょっ…。マジこれどうなって…」
「私どーなっちゃったのコレ!?」
皆完全にパニック状態。
いや、私も人のこと言えないけど。
と、とりあえず、えぇと…
ミラ「アキ!アキ何処!?どれアキ!」
知っている人をとにかく探す!!
かなり失礼な発言をした気もするし、何だか声に違和感を感じるが、今の私にとっては全くとるに足らない問題であった。
すると、何処かから「俺…、アキは此処だよー!」と叫ぶ女の子の声。…と、咳。
え、あれ、今の声、絶対ちがっ…違うよね!?あれっ!?
で、でも、今咳が聞こえて…っ((汗汗
流石に何が何だか分からなくなってきた。(中の人も←)
ミラ「ぇと、私、今何して…!?…そ、そうそう、アキを探してるの、うん。お、落ち着いてミラ…!!…こ、こんな状況で咳するなんて、アキしかいないよ…!!」
半狂乱の頭を必死で落ち着かせ(たつもりで)、さっき声が聞こえた方に足を踏み出した、次の瞬間。
ドンッ
ミラ「きゃっ…!!!?」
…誰かにぶつかり、そのまま場外へと放り出された。
「えっ、ちょまっ…」
…突き飛ばされた先に誰かがいることなどお構い無しに。
「うわぁああ!!!!」
「きゃぁああ!!!!」
ドサッ…ッ
高くて可愛い悲鳴が聞こえたな、と思ったと同時に目の前が真っ暗になる。
…そして、顔に何だか柔らかい感触。
それが何かを理解する前に、前方の少し上の方から死にそうな声が聞こえてきた。
「ちょっ…重っ…。…し、死ぬ……っ」
………っ…!!!!//////
その言葉の意味を理解し、途端に顔が熱くなる。
本来ならここは真っ青になるべきなのだろうが、正常な判断が出来なくなった私の脳ミソは、実に勢いよく私の頬を赤く染めた。
あぁあ、て言うか早く退かなきゃ…!!
ミラ「ごっ、ごめんなさい!!大丈夫です…か……」
慌てくさって顔と体を起こす…と同時に見えた、何処か見たことのあるような綺麗な顔。
抜けるような肌に、紺色の深い瞳。さらさらとした白髪。そう、それはまさに―
アキ「…お前……。もしかして、ミラか…?」
ミラ「…………アキ……?」
紺色と黒色の瞳が、交差した。
12人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*LERELUA*(プロフ) - あかおに@シマさん» いやいや~、存ッッ分にニヤつかせて頂きましたwww((((シマナイスッッ♭ (2013年7月13日 20時) (レス) id: ceecd53c0c (このIDを非表示/違反報告)
あかおに@シマ(プロフ) - アヤナさん» ありがとです!!(´∀`*) (2013年7月13日 20時) (レス) id: ed4fa5d702 (このIDを非表示/違反報告)
あかおに@シマ(プロフ) - *LERELUA*さん» いえいえ。………あんな話で良かったのか心配………;; (2013年7月13日 20時) (レス) id: ed4fa5d702 (このIDを非表示/違反報告)
あかおに@シマ(プロフ) - 弱虫道化師さん» いえいえ……。うん……そうか……グレンもか……。……グレンも春か← (2013年7月13日 20時) (レス) id: ed4fa5d702 (このIDを非表示/違反報告)
*LERELUA*(プロフ) - あかおに@シマさん» ありがとうシマ~(*´∀`) (2013年7月13日 20時) (レス) id: ceecd53c0c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:非公式メカクシ団 x他2人 | 作者ホームページ:
作成日時:2013年6月26日 15時