278：イーブイ、頑張る ページ30
「風よ！」
「大地よ！」
「大空よ！」
「日々の疲れをリフレッシュ」
「健康促進ツボ押し法」
「癒しが欲しいとお客が呼べば」
「誰もが納得極上サービス」
「ムサシ！」
「コジロウ！」
「ニャースでニャース！」
「時代の主役はあたし達」
「我ら無敵のロケット団！」
「ソーォォォナンス！！」
名乗り口上が終わる頃には煙もすっかり晴れ、全員が気球に乗ったロケット団、その籠の下にぶら下がる袋と捕らわれたピカチュウをはっきりと捉えることが出来た。
「ロケット団！！」
「なんか久しぶり…というより、マッサージ屋って嘘だったんだよね？」
「はーいそこのボーイガール、それに突っ込んじゃあお終いなのよ」
「こういうのはノリと雰囲気が大事なんだよ！」
「何事も臨機応変にニャー」
言っていることは間違ってはいないが、それを名乗りの信条とするのはいかがなものか。
「ロケット団！私達のポケモンを返して！！」
「その様子だと俺達以外のポケモンも盗んだんだな！！」
Aと違ってロケット団の長い名乗りに慣れているタケシとヒカリが叫んだ。袋の膨らみ具合を見るに、あれに入っているのは自分達のモンスターボールだけではなさそうだ。
「返せって言われて返す悪党なんざいないのよ！」
「俺達から逃げられると思うなよ！」
「それはこっちの台詞だジャリボーイ！今日の俺達は最高に調子がいいんだ！いつも見たいに勝てると思うなよ！！」
威勢よく言い放たれた言葉と共に、ロケット団はポケモンを繰り出してきた。メガヤンマ、マスキッパはボールから出てくるや否や戦闘体勢をとり…。
「ソニックブーム！」
「タネマシンガン！」
ポケモンを出す暇もなかったトレーナー達へ向けて、同時に攻撃を放った。
サトシ達は慌てて回避し、身を伏せる。ギリギリで直撃を免れたものの、ソニックブームとタネマシンガンは人工のフィールドを抉り、砂煙を巻き上げる。
「丸腰のトレーナーに攻撃するなんて…っ、なってない連中だね…！」
ノゾミが服を叩き立ち上がる。
ロケット団に奪われずにすんだモンスターボールを構え、すぐさま反撃に出ようとするが…聞こえてきた悲鳴が彼女の手を止めた。
「何なんだよ一体！！」
「怖いよぉー！」
「ママぁ！どこなのー！？」
そう。この場にいるのは自分達だけではない。コンテストバトルを体験しにきた客が大勢いるのだ。それも、自分達のようにバトルに慣れていない者が大半だ。
Illust：メリークリスマス！【夢絵注意】→←277：イーブイ、頑張る
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こうもり(プロフ) - ｸﾛｰﾊﾞｰハートさん» そうですね！もう進化したので『（元）イーブイ、頑張る』といった感じです(笑)そして相変わらず勘が鋭いですね！ご名答です！リーフィアは新しい技を覚えたのですが…それが何かは次のお話で！ (2016年12月27日 14時) (
レス) id: 2edc5e6d88 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾛｰﾊﾞｰハート - おおっ！イーブィからリーフィアになったね！イーブィ、頑張る！から変わってリーフィア、頑張る！みたいになった感じ気分だよ！(笑)新しい技も覚えたのかな？('∇｀)まさか…ソーラービーム…だったりして？(ｰωｰ) (2016年12月27日 10時) (携帯から) (レス) id: d08ee1eb1c (このIDを非表示/違反報告)
こうもり(プロフ) - ｸﾛｰﾊﾞｰハートさん» 残りHPが少ない状態で仲間を呼ばれてぎゃあああああ(O_O)ってなったことはありますが、珍しいポケモンに会ったことはないですね…。そして絵も見てくださってありがとうございます！小説を書くのも絵を描くのも好きなので、両方上手くできるように頑張りたいです！ (2016年12月26日 8時) (レス) id: 2edc5e6d88 (このIDを非表示/違反報告)
ｸﾛｰﾊﾞｰハート - あなたは野生のポケモンの仲間呼ぶ所はよく現れましたか？('∇｀;)絵相変わらずに上手いねぇ！パソコンを使って作ったみたいね。サンタさんとか何かのコスプレを着た姿は無いね…(´ω｀)サトシのピカチュウは居ないね…。 (2016年12月25日 22時) (携帯から) (レス) id: d08ee1eb1c (このIDを非表示/違反報告)
こうもり(プロフ) - ｸﾛｰﾊﾞｰハートさん» 私はまだストーリーをゆっくり進めている最中なので、そういった楽しみ方に憧れます！クローバーハート様のところに理想のピカチュウがやってきますようにo(^▽^)o長文失礼いたしました！ (2016年12月25日 13時) (レス) id: 2edc5e6d88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こうもり | 作成日時：2016年12月11日 18時
