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短編:038 @作者が書きたk(( フリーです。 ページ17

注)引きこもりじゃないです。
*****************

ちょっと前から気付いてた。

毎朝早く来る私の自転車の横に、

後から来る人がわざわざ隣に置いてること。

しかも、決まった人が。





部活帰り。

今、私は自転車のキーを片手に自分の自転車のところに居る。

いつも人と触れるのが嫌で、奥の方へ自転車を置く私。

生徒が多いから、どうせ囲まれるのがオチなのだけれど、



ここ最近、決まった鑑札番号の自転車が隣に置いてあるのだ。



もしかしたら、もっと前からあったかもしれないが。

(“038”・・・)

この自転車の番号。

勘違いかもしれないが私なんかの自転車の横に置いて、何を得するものか。

そんな人に少し呆れつつ、私は待たせている友達の元へ走って行った。




元々極度の人見知りで、この学年だけでもちゃんと話したことのある人は6,8人だけ。

他の人とはまともに話すことができない。

そんな私に、とため息をつく。

(一体何を求めてるっていうの?)

気になって、私は今日、帰る日時間帯を少し遅らせることにした。




「・・・あ」
「え」



居た。


ついに、その“038”の人を見つけた。

20分ほど、部室でヒマを持て余し、帰ろうとした時。

“彼”を見つけた。


「ぁ・・・ど、うもっ」


ぺこ、とお辞儀をした彼は、顔を真っ赤にしてすぐに自転車の荷台に荷物をくくりだした。

「あ、どうも・・・」

返事を返すと、彼は一瞬止まって、またひもをくくりだす。


奇麗な黒髪が印象的な男の子。

文化部のようだけれど、顔が整っててカッコいい。


「あの」
「はいっ!?」


「名前、教えてくれませんか」



鑑札番号“038”。


その自転車はきっと、運命の出会い。

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設定タグ:歌い手 , 恋愛 , 引きこもり
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ぱーかー(プロフ) - ひめさん» おおおお!!!10日ちがいですね、(19日にかえてやろうかしら(( (2014年4月24日 21時) (レス) id: 10dd22b3fd (このIDを非表示/違反報告)
ひめ - 主s!この小説の設定では、誕生日3月9日じゃないですか(^^)d私誕生日3月19日なんですよーw (2014年4月24日 11時) (レス) id: 5bad54acd1 (このIDを非表示/違反報告)
こにゃた(プロフ) - ぱーかーさん» 咳しすぎて喉が・・・潰れ、な、いかもしれない← (2013年4月16日 4時) (レス) id: 4fd7aabe3c (このIDを非表示/違反報告)
ぱーかー(プロフ) - こにゃたさん» wwwwwwwww (2013年4月14日 12時) (レス) id: bf94a30a8e (このIDを非表示/違反報告)
こにゃた(プロフ) - 88888888888←(;・∀・)ヤメル (2013年4月14日 12時) (レス) id: 4fd7aabe3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱーかー | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2013年3月8日 20時

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