第17訓:貴「土方、大人な意見だな」 土「ガキと一緒にすんな」 貴「…ありがとな」 ページ18
黄「うわ!Aっち!どうしたンスか!?怪我!?」
私の有様をみて、涼太がすかさず声をあげる。
貴「いや、返り血。ごめんな、臭いが我慢してくれ」
青「それは別に構わねぇが」
笠「…本当に斬るんだな」
貴「ま、殺される前に殺さないとな」
黄「殺されかけたンスか」
そして、屯所へとパトカーを走らせた。
部屋に戻るとまだ全員大集合していた。
待機組の隊士たちもそこにいた。
隊「Aさん!今、風呂沸かしてきますね!」
私の様子をみて隊士たちが行ってくれた。
黒「Aさん…どうしたんですか?」
テツヤを皮切りにみんなが労いの言葉をかけてくる。
貴「返り血だから心配すんな」
そういうとホッとする面々。
なんでこんなに心配性なんだろうか。
貴「そういや、各自部屋に戻って寝たらどうだ?もう2時近いぞ」
紫「どーりで眠いと思った〜。おやすみ〜」
チーム1とチーム2は次々と部屋を出た。
貴「お前らも先に寝てろ」
氷「うん、そうさせてもらうよ」
今「ほな、おやすみさん」
私が部屋を出たときに丁度隊士が戻ってきた。
隊「Aさん!風呂、いつでもどうぞ!」
貴「ん、ありがと。見張りも頼む」
隊「はい!」
私は風呂場へ向かった。
寝る用の浴衣に着替えた私は、部屋に戻る気にはなれず縁側に腰を掛けた。
アイツらの前では人を斬るのは怖くないとか散々言ってるが、正直怖い。
斬った夜は毎回寝れず、いつもこうして時間をつぶす。
人を斬るのは慣れない、どうしても。
貴「ハァ…」
土「A風呂上りにそんなとこに居たら風邪引くぞ」
貴「!?土方か、驚かせんな」
土「俺の気配に気付けないたぁ、相当弱ってるな」
貴「うっせ」
土方は煙草に火をつけながら私の横に腰をかけた。
土「…慣れなくてもいいんじゃねぇか」
貴「え…?」
土「人斬るの。俺たちは生涯真選組にいるつもりだし、男だからな。慣れてきた。だが、お前は女だし、いずれとっつぁんから異動の命が下ると思う。無理して慣れる必要ねぇ。というか、慣れない方がいい」
貴「…でも、私みんなに迷惑かけることになるじゃねぇか」
土「お前アホか」
貴「いって!」
土方がでこぴんを食らわせてきた。
土「女なんだから無理して強くなる必要ねぇ。女は黙って男の背中に守られてろ」
そういうと私の頭をくしゃくしゃっと撫でて土方は立ち去った。
貴「土方…ありがと」
第18訓:土「おらてめぇら!もっと気合を入れろ!」 黄「ちょ!なんで俺らまで素振りさせられてるンスか!?」 貴「どんまい」→←第16訓:貴「あれ…?ギャグは?」 土「いや、この場面は無理だろ」 青「…早くおわらねぇかな」
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ひかたま(プロフ) - シャチ さん» コメントありがとうございます!う、嬉しいです(//∇//)占ツク一番なんて…!!本当にありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o))) (2014年10月4日 18時) (レス) id: 9c61718bb2 (このIDを非表示/違反報告)
シャチ - この小説大好きです!占ツクの小説で一番好きかも(´∇`)まだ途中までしか読んでないけど応援してます! (2014年10月4日 9時) (レス) id: c0c49a7126 (このIDを非表示/違反報告)
ひかたま(プロフ) - Moonさん» だよね!誰か絵に書いてほしい(((o(*゚▽゚*)o))) (2014年8月17日 0時) (レス) id: 9c61718bb2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかたま(プロフ) - Moonさん» ヤバイよね!1人でうへぇってなる笑 (2014年8月17日 0時) (レス) id: 9c61718bb2 (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - みんなの執事を格好を想像したら…妄想が…!!!!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* (2014年8月16日 23時) (レス) id: c4ace6b3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかたま | 作成日時:2014年3月31日 20時