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Story.19 ページ21

30分。

コレは私が志波家から走り続けた時間だ。


死神の体は並の人間より身体能力は高い。


...高いのだけど。



マラソンのように自分の体力と相談しながら走った訳ではなく、双極まで全力ダッシュ30分である。


そもそも徒歩1時間の道を走って30分でたどり着けるものなのか、分からない。分からないけど時間もヤバイ。かなり。



のんびり朝ごはん食べる暇なんてなかった。初めから掻き込んで食べるべきだった。


しかし、決して寝坊なんてしてないのだ。

なんせ空鶴さんに起こされた時間は朝の5時半。...けれども低血圧でボーッとしてしまっていたせいで、せっかく起きても6時半までの1時間ほどは記憶が無いのである。

そこから着替えて髪を整えてetc...したあとご飯を食べていればあっという間に7時。



何余裕ぶちかましてたんだ自分と過去の私に説教をしてやりたい。


そうだ、悪いのは過去の自分!今の私は何も悪くない!...何言ってんだよ私。






などなどと、言い訳を考えながらも、ギリギリ7時半ピッタリに双極の丘の地下にたどり着いた私であった...のだが、


「...お..おはよう..ございます......」

「!?...修行前なのに消耗してますね、何かありました?」


膝に手を付き、汗をダラダラ流しながらぜーぜーはーはーと息を切らしている私が挨拶をすると、浦原さんに若干引かれた。


扇を開いて口元に当てながら一歩下がって私を心配する声を掛けてくれたが...むしろ哀れになります。ホントにやめていただきたい。


「...いや、時間との戦いがありまして」

「寝坊っすか?案外可愛いとこあるじゃないっすか」

「...いや、そういう訳でもないんですけど...」

「...?



ま、とりあえずその息切れが落ち着いたら修行、始めましょうか」






...普段は飄々として何を考えているのか全くわからない男、それが浦原さんなのであるが、この時ばかりは何を考えているのか分かってしまった。



...何言ってんだこいつみたいな、人を軽蔑する眼差しをこちらに向けるのは、やめてください。

ただ一つだけ言わせていただけば。


寝坊だけは、断じてしていません。

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設定タグ:BLEACH , 十三番隊   
作品ジャンル:アニメ
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明里香(プロフ) - 35話、関わりんときじゃなくて、関わらんときです。 (7月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 34話、浮竹隊じゃなくて、十三番隊です。個人名で隊の名前を呼んだりしません。 (7月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 27話、予告道理じゃなくて、予告通りです。 (7月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 1話、頬ずえじゃなくて、頬杖です。 (7月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - 煉海さん» ...イヅルは...毒舌ですよ?(願望)イヅルに罵られてみたいなぁ... (2018年1月16日 20時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:近藤。 | 作成日時:2017年2月26日 11時

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