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Story.17 ページ19

結局この日は6時間ぶっ通しで白打の訓練をした後、私が立ち上がることが出来なくなったため修行はお開きになった。


意識はあるのに身体が動かないという現象を初体験し、このまま寝てしまおうかと考えていると、ヒョイっと夜一さんに抱えられ何処かへ連れていかれる。


「どこ行くんですか」

「...温泉じゃ、とっておきのな」



温泉...疲れた身体には気持ちいいだろうなぁ。

そんなことを考えていたが、ハッと1つ思う。


そう、現在傷だらけ。即ち、温泉なんて浸かったら身体中絶対にしみる。



抵抗を試みるがピクリとも動かない体である上に、全力で殴りかかっても1発も当たらなかった相手に担がれているわけであり...あっという間に温泉へ到着してしまった。



「絶対痛いですって!!今日このまま寝ますからやめて下さい!!」

「大丈夫と言っとるじゃろう。」

「ちょ!!服脱がすのマジでやめて!!」


抵抗できない私の服をあっという間に脱がし終わった夜一さんは、その温泉に私を一気に浸け入れた。



...痛みを覚悟して固く目を閉じていたのだが、温かく気持ちのいい湯の感覚以外は何も襲って来ず、ゆっくり目を開けると、


「うそ...治ってる」


ジュッと音を立てながら身体中、みるみるうちに傷は塞がっており、筋肉のだるさも、骨のきしみも全て完全に回復したのである。


「すごいですね、コレ」

「傷は回復するが体力は寝ねば治らんぞ。
明日は喜助が鬼道を見る予定のはずじゃ。温泉で少しゆっくりしたら一旦、流魂街の拠点に戻って寝ろ。」

「そうします。今日本当にありがとうございました。」

「何を言っとる、まだまだ主の修行の道のりは長いぞ」

「...そうですね。」


この後、頭や体を夜一さんの持ってきてくれた石鹸等々で洗った後流魂街へと戻り、布団へ入った。


...布団に入ってすぐに吸い込まれるように寝てしまったためこの夜の記憶はあまりない。




そんなこんなで始まった修行の日々の一日目が終了したのである。

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設定タグ:BLEACH , 十三番隊   
作品ジャンル:アニメ
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明里香(プロフ) - 35話、関わりんときじゃなくて、関わらんときです。 (7月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 34話、浮竹隊じゃなくて、十三番隊です。個人名で隊の名前を呼んだりしません。 (7月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 27話、予告道理じゃなくて、予告通りです。 (7月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 1話、頬ずえじゃなくて、頬杖です。 (7月25日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - 煉海さん» ...イヅルは...毒舌ですよ?(願望)イヅルに罵られてみたいなぁ... (2018年1月16日 20時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:近藤。 | 作成日時:2017年2月26日 11時

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