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似たもの同士? ページ33

信者たちに囲まれて過ごす日中。


施しを受けにくる信者たちと話すのも億劫になりだした時、珍しい来客が現れた。









「やぁやぁ教祖様!ご機嫌麗しゅう〜〜」


「わあ!誰かと思えば!」









奥様である。



信者に案内されて、ひらひら手を振りながら部屋に入ってくる。白々しい台詞を口にしながらも現れた彼女に自然と口角が上がった。







念の為、部屋の隅で控えている数名の信者部屋の外に追い出してから、僕はいつものクッションに腰掛ける。





せっかくだからおいでよ、といって奥様を(無理やり)僕の膝に座らせた。こんなことしたらあの方に怒られちゃうかな、まあいいか。









「どうしたの?もしかして君も施しを受けに来たの?」


「まさか、私に悩み事なんてないしね」


「ないの?」


「いやあるっちゃあるけども…私は相談しに来たわけじゃないよ」









じゃあ彼女はどうしてここに来たのだろう。思ったことをそのまま問えば、当ててみなよと彼女は笑う。

はて、と首を傾げて数秒後。僕はぽんと手を叩いて奥様の方を見る。





「無限城に戻る気になった!?」


「うん、全然違うこと言われて私今凄く吃驚してる」




どうしてそうなった?とジト目で俺を見る奥様は、どうやらただ道に迷っただけなのだという。

とりあえず歩いて居たらここに辿り着いたのだと言う彼女は、心做しか疲れているように見えた。





「奥様疲れてる?俺が足を揉んで差しあげようか!」


「遠慮しとく…力加減間違えられてそのまま折れそうで怖い」


「心外だなぁ」


「あと奥様って呼ぶのやめてよ、私はあの人と結婚するなんて一言も言ってないからね」




やだやだ、と吐き捨てるように言った奥様は俺に体を預ける。もたれかかってきた奥様を俺は優しく包み込んでやった。

指通りのいい髪を撫でている時、彼女はボソリと呟くように言う。



「疲れてるのは君もでしょう」


「俺かい?疲れてないよ、多分!」


「そりゃまあ肉体的にはね、君は鬼だし。私が言ってるのは精神面の話」



ぱちりと透き通った奥様と目が合った。心の奥底まで見透かすような眼差しに思わず息を呑む。

身体中をかき乱されるような、不思議な感覚が俺を襲った。でも不思議と気持ち悪くはない。







「私も鬼殺隊になる前は童磨と同じようなことしててね。人の心がなんとなく見えるっていうか、なんて言うか

……童磨の心が声を上げてるのがなんとなく聞こえてくるわけね」

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Nami - 冨岡さんに嫉妬する他の鬼滅メンバー面白かったです♪冨岡さん好きだぁぁ♥ (2022年11月4日 11時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
もろん - 最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です(言い過ぎてごめんなさい) (2021年6月11日 17時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - ひかりさん» 夢主ちゃん…君少し贅沢過ぎては…羨ましい!!! あんな素敵な声で囁かれたら気絶しちゃいますよ!? あぁ……好き… (2020年4月4日 1時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - マロさん» 無惨と結婚したらあのいい声で囁かれていい顔を毎日拝めるんですよね……至高の幸せですよね………… (2020年4月4日 0時) (レス) id: a5a72bcd0d (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 無惨と結婚!? やだ…切実にお願いしたいです……無惨の笑みとか絶対素敵じゃないですか… (2020年4月2日 23時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかり | 作成日時:2020年3月28日 10時

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