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柱のとしてのプライドのハードルをめちゃめちゃ低くして戦うことにした5人。
Aを取り囲むようにして立つ彼らに、Aは動揺する素振りも見せない。何を隠そう彼女は混乱を超えて冷静を極めている。なんなら何も考えていない。
「え??なにあれどういう状況??」
「Aから何も匂いがしなくなった……」
「1体5???そこまでされる程強い女の子と俺いつも一緒にいたの???」
「(興奮して言葉にできない)」
「(はよ終わらんかな…なんか疲れてきたよもう)」
遠い目をして先程攻撃を食らった手首をさする。もはや自分が柱2人を負かせたことなど頭にない。ぼんやりするAを見て5人は混乱の渦に巻き込まれる。
(やべえ派手にこいつ何考えてやがるか分かんねぇ)
(手首が痛そうだ…くそ、早く治療しなければならないと言うのに隠の奴らはいったいなにをして(以下略))
(あ、A寝癖ついてる)
「うむ!!腹が減ってきたな!!!」
「いやなんでだよォ!!」
そして間もなく、第3試合がはじまる。
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数分後。屍の如く倒れる男たちを他所に伸びをする女が1人。所々打撲痕はあるものの、1度もダウンすることなく生き延びてしまったAに対する視線は最早普通のものではない。
「あの子なにやばい」
「パネェまじパネェ」
「選ばれたのは綾鷹だったってことか(?)」
語彙力を完全に失ったギャラリー。もはや何を言っているのかすら分からない。
ちなみに一番最初に殺られたのは時透だった。襲いかかってきた彼を、身を屈めて避け、下からグーパンチ。
伸びた彼に手刀を食らわせ気絶させ、彼が持っていた木刀を手にしてからはもうAは人間じゃなかったと、全てを見ていた者達は語る。
「…どうするんです輝哉様」
「うん。君が十分に強いことが判明したから、明日の任務は一人で行っておいで」
満面の笑みで言い放った輝哉、膝から崩れ落ちるA。最初から輝哉はAを一人で行かせるつもりだったのだと彼女は悟る。
私が一人で行くのを渋るのも立候補者が大勢いることも見越してのこの提案。ただAを勇気づけるためだけに、輝哉は7人の犠牲を出した(大袈裟)
全て読んでいた、結果がどうなるのかもわかっていた。
予想外の形で、Aのお隣決定戦は幕を閉じたのである。
___
(Aが欲しいならもっと強くなりなさい^^)
御館様もなかなかにセコム。
マロさんありがとうございました!!
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Nami - 冨岡さんに嫉妬する他の鬼滅メンバー面白かったです♪冨岡さん好きだぁぁ♥ (2022年11月4日 11時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
もろん - 最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です(言い過ぎてごめんなさい) (2021年6月11日 17時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - ひかりさん» 夢主ちゃん…君少し贅沢過ぎては…羨ましい!!! あんな素敵な声で囁かれたら気絶しちゃいますよ!? あぁ……好き… (2020年4月4日 1時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - マロさん» 無惨と結婚したらあのいい声で囁かれていい顔を毎日拝めるんですよね……至高の幸せですよね………… (2020年4月4日 0時) (レス) id: a5a72bcd0d (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 無惨と結婚!? やだ…切実にお願いしたいです……無惨の笑みとか絶対素敵じゃないですか… (2020年4月2日 23時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2020年3月28日 10時