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「なんで私、明日に別の任務があるのかしら…」
「悔しいです…」
ぐっ、と歯噛みしながらお2人が言う。唯一彼女らはこの場で立候補していない。どうやら別の任務が入っているとか何とか。
問題は7人の男性方である。
立候補者がまさかこんなにいるだなんて思ってなかったんだけど。0人かな、いてもせいぜい1人か2人かなくらいにしか思ってなかった私には予想外すぎる結果である。
というかなんでこんなにいんの??
そんなに行きたいならもうその7人の中から任務の人輩出すれば良くない?私行きたくないから代わりに行って欲しい(本音)
輝哉様が私を指名した理由は何となく予想できる。
無惨は絶賛私にお熱、要するに私は魚釣りをする時の餌で、無惨は魚である。
釣り上げるのに必要な材料として、輝哉様が私をご指名なさったのならば従う他ないだろう。
「あ〜っと…1人でいいので、気を遣って頂かなくても」
「大丈夫だ!気をつかってなどいない!俺は君の稽古をつけているから、どんな戦い方をするのか見当がつく!」
「確かにそれもそうですね、じゃあ、」
「待て、気を使っていないのはここにいる全員同じだ。そうだのいうのに抜けがけとはどういう領分だ、だいたいお前は___」
小芭内さんがスパン、と手刀を食らわせるようにして、私と煉獄さんの握る手が離される。
続けて煉獄さんにネチネチとお小言を垂れ出したが、言われている当の本人は全く気にしていないようである。
その後もやれ『俺だってAとの任務は何度もしたことある』だの、『お前では力不足だから諦めろ』だのと言い合いが始まり、一向に
なんかもうめんどくさ、そんなに行きたいなら本当皆さんの中から輩出してください…(2回目)と思っているときだった。
穏やかな笑みを浮かべたまま、輝哉様がとんでもない発言をぶっぱなしたのである。
「ふむ、困ったね…
どうしても決まらないのなら、力較べして勝ち残った者がAと任務に行けるようにするのはどうだい?
呼吸を使うと生死に関わるから、剣術だけで。
Aと木刀で戦って、生き残った者が行けるようにしよう」
「……????」
なんで私と戦うの???
そういうのって言い合いしてるあの7人でやり合うやつじゃ…?と言いたかったが相手は輝哉様。
黙って呆然とするしか出来なかった。
そして冒頭に戻る。
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Nami - 冨岡さんに嫉妬する他の鬼滅メンバー面白かったです♪冨岡さん好きだぁぁ♥ (2022年11月4日 11時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
もろん - 最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です最高です(言い過ぎてごめんなさい) (2021年6月11日 17時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - ひかりさん» 夢主ちゃん…君少し贅沢過ぎては…羨ましい!!! あんな素敵な声で囁かれたら気絶しちゃいますよ!? あぁ……好き… (2020年4月4日 1時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - マロさん» 無惨と結婚したらあのいい声で囁かれていい顔を毎日拝めるんですよね……至高の幸せですよね………… (2020年4月4日 0時) (レス) id: a5a72bcd0d (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 無惨と結婚!? やだ…切実にお願いしたいです……無惨の笑みとか絶対素敵じゃないですか… (2020年4月2日 23時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2020年3月28日 10時