【鬼滅の刃】あの子の攻略法求む！！【番外編】

情熱的な。 ページ1

ある日の任務帰り。思いの外早く鬼が見つかり秒で斬り殺した私は、まだ早い時間だったので町に寄ってから帰ることにした。


別に買いたいものがあった訳でもないけどね。見るだけでも楽しいじゃん。あっそうだ晩御飯にうどん食べて帰ろう。炭治郎たちに何か買って帰るのもアリだな。




なんて思った私は馬鹿だったかもしれない。






｢…A｣


｢違います人違いです離してください｣







かもしれないじゃないな、馬鹿だ私は大馬鹿だ。




なんと言った先で出会ったのは人間の振りをして紛れ込んでいた無惨。


うどんを食べている時になんか視線を感じるなと思って顔を上げるとなんと目の前に座っていた。なにそれ怖くね？いつの間にいたの？？





｢いやあの、食べにくいんで今すぐお家にお帰りください｣


｢何故だ？このまま食べればいい｣


｢食べにくいって言ってるじゃないですか｣


｢そんなに言うなら私が食べさせてやろ＿＿｣


｢わぁおうどんすっごくオイシイナー！！｣






こうなったら秒で食べて速く蝶屋敷に帰ってやる、このまま捕まって無限城に逆もどりとかシャレにならない。

今に見てろよ私の本気は凄いんだからな(？)








｢っ、おじさんご馳走様でした！！ではオニーサン、私はこれで！！！｣


｢待て何処に行く｣


｢誰が言いますかそんなの！！！｣








代金を置いて全速力で走って逃げたはずがいつの間にかまた隣にいて手を握っていた無惨。何この人息乱してすら居ないんだけどなんなの？？あ、鬼か。なにこっわ。








｢…そう怯えてくれるな、今回はお前を迎えに来た訳では無い

こうして偶然会っただけで連れ帰ってはお前が喜ばんだろう？｣


｢は、ははは(？)｣








なんかその言葉だけ聞いたらすげえイタイ奴だけど無惨大丈夫？？









周囲の支線がグサグサ刺さる。主にそれは女性のもので、ああそういえばこいつ美形だったと思い出した。


ちらりと窺った顔は眩しいほどに整っていて思わず目をそらす。ここにいたら変に注目されるだけだと私は手を握らせたまま移動した。









｢待て｣


｢なんですか移動することに文句でもあるんですか？？ちなみに私はあなたがついてくることに不満を抱いてます｣


｢行きたいところがある｣


｢帰れください｣

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