【鬼滅の刃】夢に惹かれる【愛され】

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ほくほくとお風呂あがりでハイテンションな蜜璃さん。



謎の歌まで歌ってご機嫌な時にすれ違った男の子に無視されて一瞬で気分が急降下してしまった。え、何このアトラクション？？急上昇と急降下すごすぎない？？






べそべそ悲しい顔してるとこ悪いけど、あの子あんまり話しかけない方がいいよと私は頭の片隅で考える。






何を隠そう、先程私たちがすれ違ったのは最終選別の時に思っきし耀哉様の娘さんの胸ぐらを掴んでぶん殴った例のやばいやつである。





下手したら殴られる可能性だってある、そうなったらやばい。何としてでもこの蜜璃さんのお顔を守らないと私の命が危ない。伊黒さんに『なんでお前がついていながら…』とかネチネチ言われそう。なにそれ嫌すぎる。








｢なんでかななんでかな！？私柱なのに〜〜〜｣


｢だ、大丈夫です蜜璃さん！！

きっと向こうの男の子も蜜璃さんの可愛さに話すのが怖かっただけですって！！！そうに違いないです、ええ！！｣


｢こっちのこと少ししか見なかったじゃない〜〜〜！！｣


｢一瞬でも分かるくらい蜜璃さんが神々しかったんですよ！！！｣






そしてめちゃめちゃ落ち込む蜜璃さん。

励ましても一向に元に戻る気配がない。腕に絡みついてぴったりくっ付く蜜璃さんの頭を撫でて落ち着かせようと試みるが全然落ち着かない。

え、なにこれ私どうしたらいいの？？？(困惑)





｢あｰｰｰっ炭治郎くんだ！！炭治郎くｰｰｰん！！｣


｢え”っ走る！？うわぁっ！？｣




そして何故か突然走り出す蜜璃さん。え、あなた今私の腕掴んでるじゃん、そのまま走るの？？そんなことある？？？

炭治郎の名前を叫びながら走る蜜璃さんに引きずられるようにしてついて行くと、確かに底には炭治郎がいた。


驚いているのか、ぎょっと目を見開いている。




｢A！？なんでここに、｣


｢やあ炭治郎久しぶりだね偶然だね！！｣


｢あっ気をつけて2人とも！！乳房が零れ出そうです！！｣


｢聞いてよ聞いてよ〜！！私今そこで無視されたの〜！！挨拶したのに無視されたの〜！！｣





なにこの状況？

あれ私温泉入りに来たんだよね？疲れを取りに来たんだよね？？全然疲れが抜けないけどなんで？？不思議〜〜〜(すっとぼけ)




どこまでも自由奔放な蜜璃さんは、炭治郎からそろそろ晩ご飯が出来ることを聞いてすごく元気になった。そしてまた謎の歌を歌いながら私を引き摺って歩き出す蜜璃さん。ほんと自由奔放ですね貴方。

・→←里。

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