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｢でも、瀬名先輩で困ってるのはA先生も一緒だろう｣
｢え、知ってるの｣
｢もちろん！泉さんがA先生の熱狂的ファンなのはもう周知の事実っていうか？｣
｢この前も自作のA先生のTシャツ着て自慢してたよ｣
｢な、何？自作………？？｣
｢あぁ。何でも今あるグッズじゃ物足りない上にA先生不足だとか言ってな｣
｢もうただのファンの域を超えてるんだけど…？？｣
怖…と思いながら、未だに私にひっつくスバルくんを引き剥がす。
引き剥がされた彼は不満そうに口をとがらせていたけれど、大人しく保健室のソファーに腰を下ろした。
最近の彼らの仕事の話とかプライベートの話を聞きながら、私はお茶とお菓子を出す。
彼らはそれらに口をつけながら話を続けた。
｢そういえば昨日先生が出てたドラマ見たよ！
急展開だったね〜、見てて俺びっくりしちゃった！｣
｢スバルくんあれ見てるの？恋愛ものだけど｣
｢うん！だってA先生出てるから！｣
｢あぁ、俺もおばあちゃんと一緒に見ている｣
｢出たっ氷鷹くんのおばあちゃん！｣
｢マジかおばあちゃん…私のドラマ見てるのか……｣
恥ずかしいな、と笑えば目の前のスバルくんはちょっと眉間に皺を寄せた。
どこか不満そうな、不機嫌そうな顔である。
そんなに引っ張がされたの嫌だった？と思って彼に視線を向けると彼はもう！と声を上げた。
｢先生がドラマ主演してるのはいいけどさ、相手役の俳優と距離近すぎない？あの俳優さん勘違いしちゃうよ！！｣
｢そうは言われてもねぇ…？
あれ恋愛ものだし、あの人と私は恋人役だし｣
｢だが、明星の言う通りだ先生
キスなんかしたりして…先日発売の雑誌でも密着していただろう、少々近すぎるぞ｣
ぐいぐいと私の方に詰め寄りながらやや説教めいたことを言う2人に眉尻を下げて困ったように笑う。
真くんもそれは同様で、指で頬を掻きながら苦笑していた。
｢あの俳優さんが羨ましい！俺も先生とベタベタしたい〜〜！！｣
｢スバルくん？１回深呼吸なさい？？｣
｢とにかく、気をつけた方がいいぞA先生。
貴方は鈍感な所があるし少し抜けているからな｣
｢それ氷鷹くんが言うんだね…？でも僕もちょっと心配だな
間違ってもあの俳優さんのこと好きにならないでね、先生｣
生徒たちの可愛らしい嫉妬にくすりと笑いながら、私も彼らと一緒の緑茶に口をつけた。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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ひかり(プロフ) - 月兎さん» 承知しました！お話に入りきらなくて続編での更新になる可能性が高いですが是非読んでくださいね！ (2020年3月26日 15時) (
レス) id: a5a72bcd0d (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - リクエストします。羽風先輩VS神崎くん と 神崎くんと時代劇の撮影と伏見くんVS茨くんをリクエストします。更新頑張ってくださいね。 (2020年3月26日 14時) (レス) id: fdb5669a18 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです…！リクエスト、応えられるよう頑張ります！ (2020年3月23日 15時) (レス) id: a5a72bcd0d (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - リクエストよろしいですか？「ライハ組とりっつが、ひっそりと夢主の好きな所を話し合ってる」みたいなのが見てみたいです！毎回面白くてにやけながら読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2020年3月22日 23時) (レス) id: 456648e3b3 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - リクエストに答えて下さりありがとうございます！！凛月くんの方も楽しみにしていますね！！ (2020年3月19日 17時) (レス) id: bd5bbfc6ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2020年2月12日 22時
