前回のお話 ページ1
万事屋の主人坂田銀時は、とある深夜に三年前から連絡を取ってなかった『藤沢A』を見かけ声をかけた。
年を重ねた故の美しさをたたえたその女は、久しぶりに会ったら聴覚を失っていた。
昔銀時に惚れていたAだが、当の銀時はとあるどうしようもない理由からAの気持ちを受け止めることが出来なかった。
後悔からそのときのことを謝ったのだが、彼女はもう銀時のみならず恋人をつくるつもりもないらしい。
というのも二年前の交通事故で婚約者を失い、それと同時に耳も聞こえなくなってしまったことで全てを諦めてしまったのだという。
それでも彼女を放っておけない銀時は、一夜を共に眠ったり同じところでご飯を食べたりするのだが…
Aの体はボロボロで、三年前まで病院で治療を受けていた脳神経の病気とともに疲労からか心臓にも異常がみられ、発作で倒れてしまう。
駆けつけた銀時はAの生きている姿を見て、心の底から安心した。
そして銀時はAのことを守り続けると胸の中で決めたのだった。
そして現在時は遡り、Aが銀時と初めて出会ったときのことである。
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おちゃちゃ - 切なくていい話ですね。もう泣いちゃいました。 (2018年6月11日 23時) (レス) id: 687e689f52 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆき(プロフ) - 空乙女さん» そう言っていただいて嬉しい限りです!まだまだ書き手としては新人なのですが、その言葉を貰うと自信が出ます(( 。ハイキューのやつも書いてたんでたまーに見てくださいね笑 (2018年3月5日 3時) (レス) id: c3febc506b (このIDを非表示/違反報告)
空乙女 - 切なくて悲しくてとても綺麗なお話ありがとうございました。表現法がとても綺麗で読み惚れました。ハイキューは私も好きです。これからも頑張ってください (2018年3月4日 22時) (レス) id: da52fc6dbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hikari | 作成日時:2018年1月10日 10時