【アダムス・ファミリー】アダムス家次女の学園生活【ハリーポッター】 (ページ13)

今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:23,964 hit

12 ページ13

｢まず始めに注意事項を言っておこうかの。
1年生の諸君、暗黒の森は立ち入り禁止じゃ、生徒は決して入ってはならぬ。
それから、管理人のMr.フィルチからも注意事項がある、右側の3階の廊下には近寄らぬこと。そこには恐ろしい苦しみと死が待っている、以上だ｣

ダンブルドアは壇上に上がるなりそう言うと、ニコリと微笑んで他の教師たちと同じ席に座った。

ダンブルドアと入れ替わるように前に出てきたマクゴナガルはA達新入生に向けて話し始めた。

｢名前の呼ばれた生徒は前に出て来なさい。
この組み分け帽子を頭に乗せます。帽子が寮を決めてくれるのです｣

そう言い次々と新入生の名前を呼び、ドラコがスリザリンに選ばれるとすぐAの名前も呼ばれた。

｢A･アダムス｣
｢え、アダムスってお化け一家の？｣
｢僕達と同じ学年なの？殺される？｣

口々にざわめきが起こる中、Aはブラッディを連れてマクゴナガルの隣にある椅子に座った。

組み分け帽子が頭に乗せられると、Aの頭に乗っている組み分け帽子は全体に響く声で話し始めた。

｢君はアダムス家の次女なのかい。趣味は何かあるのかい？｣
『姉と一緒に弟を虐める(拷問する)ことよ』
｢なるほど、では……スリザリン！！｣

組み分け帽子が一際大きな声でそう叫ぶと、スリザリンの方のテーブルからは歓声が上がった。

先に席に座っていたドラコは、自身の隣を開けるとAはそこに座ってブラッディに小さな鞄から生肉を挙げた。

暫くして同じくスリザリンに選ばれた女子生徒のパンジー･パーキンソンがAの隣に座ると、自身の名前をAに教えてから抱きつこうとしてAに近付いた。

｢もしかして……ハグは苦手？｣
『馴れ馴れしいのには興味が無いの、まぁアンタも野心深い性格だって言うことだけは覚えておく』