【アダムス・ファミリー】アダムス家次女の学園生活【ハリーポッター】 (ページ12)

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『ドラコ、アンタも何時までも突っ立ってないで行くわよ』
｢フッ、そうだな｣

Aはドラコの腕を掴むと、Aとドラコは同じペースでマクゴナガルの元へ歩いて行った。

大きな扉が軋むようにして開き、Aを含む新入生達はマクゴナガルの後へ続いて大広間へと入っていった。

『こんなことを言うのは私らしくは無いけど、アンタの名前は響きがいいと思うわ……それこそ私とアンタが結婚するようになったと仮定して、表向きではマルフォイと名乗っていても私達の一族の名前になるとしたらとてもいいと思わない？』
｢そ、それって……｣
『つまりは私達アダムス家って周りからはお化け一家って言われているから、アンタが私達の一族になる日が来るとしたら“お化け一家の中の星座”という異名が付いてもいいんじゃないかって言うことよ』

Aがドラコにそう言うと、ドラコは最初の内は顔を赤くさせて恥ずかしがっていたが、横でAの不気味な程につり上がった口元を見て、｢いつも通りのAだなぁ｣と考えを訂正した。

上級生達の間を進んでいたA達に、上級生達は今回入ってきた新入生の顔ぶれに注目していた。

｢はい、ここで待ちなさい。
———では、儀式を始める前にダンブルドア校長からお言葉があります｣

マクゴナガルはそう言い残すと、大広間の真ん中でA達新入生を留めた後、教職員たちのいるテーブルへと向かって歩いて行った。