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「Aちゃん連れてきてくれるって言うから、てっきりそういう会なのかと思ってたわ」
「違ってば！たしかに、アンタらが前からAちゃんが気になるって言ってたからっていうのはあるけど」
「じゃあ合コンじゃん」
合コン。合同コンパ。合コン。合、コン…？
尾形の脳内でその言葉がぐるぐると巡る。
この男は昔から強迫観念が尋常じゃなく強いのである。
「Aちゃんいつもこういう場に顔出さないイメージあるけど、今日はどうして来てくれたの？」
軟派な男の声がそう問いかけている。
ヘラヘラとした、耳に残らない声だ。
尾形はもう一滴も酒が進まなかった。
「いや別に… 誘われたから？」
「えッ！じゃあもっと前に誘ってたら来てくれてたってこと？」
「なんだよ〜！勝手にとっつきにくそうに思ってただけかよ！損したなぁ」
「私、とっつきにくそう？」
「あ、いやいや！悪い意味じゃないよ 高嶺の花的な？顔は可愛いな〜って思ってたけど、なんかクールっていうか、大人っぽいっていうか…」
「あと、いつも怖い顔の奴らと連んでるイメージあるから」
怖い顔の奴ら、とはおそらくサバゲーサークルのメンバーのことだろう。
怖い顔筆頭である自覚が少しだけある尾形は俯くようにカウンターを見つめたまま、背後の会話に耳をそばだてた。
こんなに神経を研ぎ澄ませるのは、ロシア兵との戦争以来ではないだろうか。
「ぷッ、��顔の怖い奴ら��ってサークルの人たちのこと？いつも銃を撃ってばっかいるから怖い顔になるのかな、はは」
「ッ…」
男たちの間に突然微妙な空気が流れた理由も、振り返らずとも尾形には理解できていた。
普段無表情に近いAのレアな笑顔にはとてつもない破壊力があるということを。
素の彼女を見ることができたような不思議な高揚感を男にもたらすのだ。
「か、かわいい…」
「か、かわいいって… 初対面なのに、口が上手いね」
少しだけ照れたような口調でそう返すAに、尾形は衝撃を受けた。
初対面のいかにも軟派な大学生に「かわいい」と言われただけで、そんな表情をするものなのかと。
気づけば尾形は思いきり後ろのテーブルを振り返っていた。
「Aちゃんは彼氏とかいないの？」
話題は専らAに関してばかりだ。
よっぽど男たちは興味津々なのだろう。
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久遠(プロフ) - 宇佐美の狂ってる感じが最高でした！ありがとうございます😊 (4月7日 21時) (
レス) @page43 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐プリン(プロフ) - 鯉登の現代ver.と明治ver.両方見てみたいです！よろしくお願いします！ (4月7日 10時) (レス) id: b06481f634 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - リクエストなんですが、宇佐美との話欲しいです🙇🏻♀️現代でも明治でも良いです！ (3月24日 22時) (レス) @page37 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐プリン(プロフ) - めちゃくちゃいい話で感動しました〜😭ありがとうございます！ (3月18日 0時) (レス) @page31 id: b06481f634 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐プリン(プロフ) - やばい！鶴見中尉との関係めっちゃ好きすぎて叫びそうです！笑 リクエストなんですがもし夢主だけ生存して鯉登オチだったらっていうと軍に入っていない少し幼い夢主と鶴見との絡みが見てみたいと思ったのですが出来ますでしょうか??お願いします！ (3月13日 23時) (レス) id: b06481f634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽなふ | 作成日時：2024年2月25日 23時
