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Story36 ページ37

不死川さんで遊び終えた(そのあとかなり命の危機を感じたけど)私は、いましのぶちゃんとお風呂なう。優しい手つきで髪を洗ってもらっていた。いや、ていうかしのぶちゃん…。


「細いね!?」
「そうですか?まぁ私は体格も小柄ですし」
「そうだけど細いよ!え、なに、鍛えてるって言っても細すぎじゃない!?」


だって腰なんて、私の太ももくらいしかなさそうだよ!?うわぁなんか落ち込むわぁ。


「まぁこれでも一応、剣士ですから。鍛錬もしますし」
「ですよねぇ。絶賛運動不足な私は、もう贅肉が付き放題だよ…泣く…」
「適度な運動と食事で、改善されますよ」
「適度な運動…ねぇ。しのぶちゃん。私、運動大嫌いなんだけど」
「あらあら、困りましたねぇ」


流しますよー、と言われて目をつむる。ちなみにギブスは大きめのビニール袋で覆って濡れないようにしていた。片手が動かせないって、不便。ざぁぁあ、と柔らかめのシャワーが降ってくる。細い、だけどしっかりとしたしのぶちゃんの手、不思議。


「やっぱり剣を握ると、そういう手になるの?」
「そういう…ああ、剣だこの事ですか?そうですね、一般的な女性よりは、固くなりますよ」
「すごいなぁ…。私、そういうのあんまりないもん。唯一はこれ」


これ、と左指を出す。リンスに手をかけていたしのぶちゃんが首をかしげた。


「私、楽器やってるの。弦楽器。こうして指で弦を押さえるでしょう?ずっとそうしてるから、指先の皮膚が固くなっちゃうんだ」
「なるほど…。私の剣だこと同じですね」
「やってることは真逆だけどね」


ケラケラ笑っていたら、また優しく髪を梳かれる。リンスをつけてくれているんだろうと思うけれど。


「楽器を弾くことが、好きですか?」
「ん?…まぁ嫌いではないかな。好きじゃなきゃ続かないし。しのぶちゃんもそうじゃないの?」
「…私は、嫌いですよ」



その言葉に、はっとする。そうだ、彼女は大好きなお姉さんを鬼に殺されている。自分を犠牲にしても仇討ちをしてやると頑張って稽古したはず。……なんてことを言ってしまったんだろう。自分の無神経さに腹が立った。


「…ごめん、軽率な発言だった」
「いえ。普通は剣術が好きで習うものだと思いますから、Aさんは悪くありませんよ」



(もう一度流れる水流を感じながら)
(ごめんなさい、とつぶやけば)
(いえいえ、と柔らかい声が返ってきた)

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コサキ(プロフ) - ち◯こさん» あと名前変えろ。きっしょ。 (2月19日 22時) (レス) id: d52feb45e3 (このIDを非表示/違反報告)
コサキ(プロフ) - ち◯こさん» お前の事違反報告したから。お前の方こそ暇人やろ。 (2月19日 22時) (レス) id: d52feb45e3 (このIDを非表示/違反報告)
るるる - ち◯こさん» あなたの方がおもんないで。もうやめとき虚しいから。 (2月13日 1時) (レス) id: b7b0607f35 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - コサキさん» おおっとぉ!?ご指摘ありがとうございます!修正いたしました! (2022年1月13日 22時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
コサキ(プロフ) - 1995年は平成7年ですね。 (2022年1月13日 21時) (レス) @page12 id: beb81ab5f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:灯霧 | 作成日時:2020年2月11日 16時

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