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「…昔父が話してた
Aは、窓の外にある幾万の星粒に目をやりながら話し始めた。
『ホグワーツは千年以上も前、四人の魔法使いと魔女たちによって創設された。ゴドリック･グリフィンドール、ヘルガ･ハッフルパフ、ロウェナ･レ イブンクロー、そしてサラザール･スリザリン。…数年の間、創設者たちは和気藹々で、魔法力を示した若者たちを探し出しては、ホグワーツに誘って教育していた。しかし、何年かすると四人の間に意見の相違が出てきてしまった。』
そこでAは大きく息を吸い、肺に酸素を取り込む。
「偉大なるスリザリンと他の三人との亀裂が広がったのだ。スリザリンはホグワーツには選別された生徒のみが入学を許されるべきだと考えた。魔法教育は純粋に魔法族の家系にのみ与えられるべきだとな。そのため、スリザリンとグリフィンドールが激しく言い争い、その結果として惜しくもスリザリンは学校を去った。」
『…そのときなんでしょう？ないしょのおへやがつくられたのは。』
大きなふかふかのベッドに小さな体を預けているAが隣にいる父を見上げて尋ねる。
「“秘密の部屋”だと何度言えばいい。」
父、ヴォルデモートが笑って横になっている娘に言った。
「秘密の部屋はスリザリンの継承者のみが開けることが出来る。そしてその中の世にいう恐怖、俺様たちにとっての福を解き放つことが出来るのだ。」
『きょうふの、ふく？』
「そうだ、A。それは何らかの怪物だと信じられている。」
『おとうさまはしらないの？』
「さぁ、どうだろうな。いずれお前にも話す時が来るだろう。でも、その話は一度完結された。」
『どうやって？』
純粋無垢なAは父の話に目を輝かせていた。
「俺様が知っている限り、一人、我々やスリザリンが嫌ったマグル生まれが襲われたのだ。つまり、福であるマグル狩りが行われたのだ。」
ヴォルデモートはそう言って笑うとAの頭を撫でた。
「おっと、寝る時間を過ぎてしまったな。A、目を瞑って…」
Aの顔の上には大きな白い手が翳された。
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ドナ(プロフ) - uさん» コメントありがとうございます！ええええ、シンプルに嬉しすぎます！！！！ありがとうございます！ (2021年2月14日 23時) (
レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - 最高本当に好きです泣泣 (2021年2月14日 15時) (レス) id: 01ce421b84 (このIDを非表示/違反報告)
ドナ(プロフ) - まいさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです。もっと星連打して貰えるように頑張ります！ (2021年2月2日 5時) (レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 大好きなので既に投票済みとなっても星連打してました。。 (2021年2月1日 18時) (レス) id: b1e8907435 (このIDを非表示/違反報告)
ドナ(プロフ) - satou_nogohanさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです。ご期待に添えるように沢山更新頑張りますね!! (2021年1月31日 0時) (レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドナ | 作成日時：2021年1月15日 1時
