16-最悪なジョーク ページ16
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すると急にどこからが強い視線を感じ、振り返った。
薄茶色の髪をした小さな少年がその場に釘付けになったようにAとハリーを見つめていたのだ。
その少年はグリフィンドールの制服を着て首からマグルのカメラのようなものを掛けている。
「A、ハリー、元気？僕…僕コリン･クリービーです。あの…もし構わなかったら写真を撮ってもいいですか？Aとハリーを。」
言葉は遠慮がちだが、少年の手はしっかりとカメラを持ち上げていた。
「「写真？」」
「僕、あなたの事はなんでも知っています。みんなに聞いたんです。ホグワーツ一優秀な魔女って呼ばれてることとか、才色兼備でスリザリンなのに全寮と接することが出来る不思議な女神ってこととか！あと、あのスネイプ先生に唯一立ち向かえる人ってこととかも！」
コリン･クリービーは興奮気味に一息で言った。
(最後のは全く嬉しくなかった。)
「僕、ハリーの事も友達から聞きました。例のあの人に殺されそうになったのに生き残ったとか、例のあの人は消えてしまったとか、今でもあなたの額に稲妻の傷があるとか！」
新入生であろうコリンはそう言ってハリーの額の方をチラチラ見た。
「同じ部屋の友達が、写真をちゃんとした薬で現像したら写真が動くって教えてくれたんです！もしあなた達の友達に写真を撮ってもらえるのなら、僕二人の間に並んで撮ってもいいですか？それから写真にサインをくれますか？」
「サイン入り写真？ポッター君はそんなもの配ってるのかい？」
Aと同じスリザリンでハリーと同じ歳のドラコ･マルフォイの声が大広間に響く。
「みんな並べよ！ハリー･ポッターがサイン入り写真を配るそうだ！」
「僕はそんなことしてないぞ、マルフォイ。」
ハリーは低い声で睨みつけながら言った。
「君、ヤキモチ妬いてるんだ。」
コリンは当たり前のように言う。
「…妬いてる？何を？有難いことに僕は額の真ん中なんかに醜い傷は必要ないんだ。」
『ドラコ、黙って。』
Aが静かに咎める。
するとドラコはビクッとしてAからの静かな圧に耐えられず、クラッブとゴイルを連れて立ち去った。
「一体何事かな？一体どうしたかな？」
…嘘だ。
この声を一日に三度も聞くとは……
ジョークも大概にしなさいよ。
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ドナ(プロフ) - uさん» コメントありがとうございます！ええええ、シンプルに嬉しすぎます！！！！ありがとうございます！ (2021年2月14日 23時) (
レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - 最高本当に好きです泣泣 (2021年2月14日 15時) (レス) id: 01ce421b84 (このIDを非表示/違反報告)
ドナ(プロフ) - まいさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです。もっと星連打して貰えるように頑張ります！ (2021年2月2日 5時) (レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 大好きなので既に投票済みとなっても星連打してました。。 (2021年2月1日 18時) (レス) id: b1e8907435 (このIDを非表示/違反報告)
ドナ(プロフ) - satou_nogohanさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです。ご期待に添えるように沢山更新頑張りますね!! (2021年1月31日 0時) (レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドナ | 作成日時：2021年1月15日 1時
