11-本物の馬鹿 ページ11
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Aが闇の魔術に対する防衛術の教室に入ったのは一番最後だった。
この科目はほとんどの生徒が取っており、クラスはほとんど変わりなかった。
ただ変わったのは担当教師がナルシスト故だと考えるが、教室中ギルデロイ･ロックハートの写真だらけという事だ。
(残念なことにその教室にいるだけで女子生徒は興奮していた。)
「ギルデロイ･ロックハート。勲三等マーリン勲章、闇の力に対する防衛術連盟名誉会員、そして“週刊魔女”五回連続“チャーミング･スマイル賞”受賞。」
そう言って私室から出てきたのは紛れもなくロックハートだった。
「最も私はそんな話をするつもりはありませんよ。バンドンの泣き妖怪バンシーをスマイルで追い払ったわけじゃありませんしね！」
『誰もそんな話求めてなーい。』
Aが小さく毒づくとAの周りの男子生徒はうんうん、と頷いていた。
「皆さんが
ロックハートは無駄に白く多い歯を見せつけて笑った。
「さて、全員私の本を全巻揃えたようだね。大変よろしい。今日はちょっとミニテストをやろうと思います。心配ご無用！…君たちがどのくらい私の本を読んでいるのか、どのくらい覚えているのかをチェックするだけですからね。」
ロックハートはわざわざ魔法を使わずに生徒に自分を生徒にアピールしながら配り、テストを始めた。
Aは絶望した。
だが、それは女子生徒以外の皆が感じている事だった。
一問目が“ギルデロイ･ロックハートの好きな色は何？”だったのだ。
Aは直ぐに解答用紙をくっしゃくしゃにまるめてロックハートに投げつけた。
勿論、名前すらも書いていない。
「おっと投げるのはいけませんねぇ。君は私の気を引こうとしてそんなことをしているんだね？」
『…は？』
Aは口をポカンと開けた。
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ドナ(プロフ) - uさん» コメントありがとうございます！ええええ、シンプルに嬉しすぎます！！！！ありがとうございます！ (2021年2月14日 23時) (
レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - 最高本当に好きです泣泣 (2021年2月14日 15時) (レス) id: 01ce421b84 (このIDを非表示/違反報告)
ドナ(プロフ) - まいさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです。もっと星連打して貰えるように頑張ります！ (2021年2月2日 5時) (レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 大好きなので既に投票済みとなっても星連打してました。。 (2021年2月1日 18時) (レス) id: b1e8907435 (このIDを非表示/違反報告)
ドナ(プロフ) - satou_nogohanさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです。ご期待に添えるように沢山更新頑張りますね!! (2021年1月31日 0時) (レス) id: 0e6901895a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドナ | 作成日時：2021年1月15日 1時
