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SnowMen ページ2

彼女の歌声に身を任せるように全ての五感が彼女に集中していた

聴き惚れるってこういうことなんだ



歌声に恋をしたような気持ちになり


あっという間の4分間だった。




「ありがとうございました」

照れを含めた顔を隠すようにお辞儀をする彼女は歌っていた大人な雰囲気が消え、あどけない可愛さがあった



「彼女、いい声でしょう?」


「え、、あはい とてもいい声です」


彼女の歌の余韻に浸っていた時にマスターに話しかけられてしまい、まごついてしまった



「貴方、彼女の歌声に惚れてしまったのでは?」


「え、、、?」

この人はなんて、くさいこと聞くのだろうと思った。
まぁ事実なのだけど


「だって貴方、どのお客さんよりも目がキラキラとしていて、彼女の歌声だけに神経が通ってるようなそんな気がしたもので」


「えぇ、恋してしまったようです。 彼女に自分の歌を歌ってもらえて光栄です」

しまった、自分の歌って言ってしまった

「是非、本人に言ってあげてください。」


「あ、はい」


聞こえなかったのかな?それとも聞いていた?

お代は多めに置いておこう、彼女の歌声のお陰で歌作りに力が入ったのだから。


「彼女に助けられました。このお金は彼女に渡してください」

「かしこまりました」


瀟洒なお店には瀟洒なマスターがいて、また来ようと思った。


お店の扉を開けると、冬の空気は、彼女の歌声で暖められた心と身体を打ち付けるように刺さった。



家に戻ると上着を脱ぎ捨て、ギターとペンを持ち真っ白な紙に言葉を並べていく。


恋には色んな形がある事
恋をした暖かい気持ちを
高揚した気持ちを

歌にしたいそう思った。



午前4時。



寝よう


こんなにすっきりとした気持ちで寝られるのは久しぶりだ



ありがとう、SnowMenの彼女

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作者名: | 作成日時:2016年11月4日 11時

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