超像可動おめでとう ディエゴ ♀ ページ19
「おーっと待ち給えディエゴ・ブランドー君。私は君にとーっても重要な用事があるのだよ」
これが本当に女の力だと言うのか。それ程までにディエゴの腕を掴む手は強かった。恐らく、同じ馬術部に所属しているホット・パンツと同じかそれ以上だ。性別を疑ってしまう。
重要な用事。一体何なのだろう。苛立ちがじわじわと好奇心へと変わっていく。それが不思議と不快ではないのだ。
話だけは聞いてやろう。ディエゴはAへ体を向けさっさと話す様に顎を引く。それを了承と取ったのか、Aは頬を緩ませた。
そうしてAはおもむろに携帯をポケットから取り出し、インターネットのとある記事を開いた。
相手の携帯を覗き込むというマナー違反は避けたい為、目を細める。ついこの間馬術部の強豪としてこの高等学校に取材をしに来た者が居たが、その記事の事だろうか。
「これこれ！このフィギュアすっごいディエゴに似てる気がするんだけど、どうかなッ！？」
ずいと携帯をディエゴの目の前へ突き出す。それに気圧されつい一歩足を引いてしまったが、その画面に映し出されていたのはディエゴと似た髪色の男。けれども、ディエゴは鼻で笑った後首を横に振った。
超像可動、と書いてあるがそれはどういう意味なのだろうか。Aに質問しようとした時、ディエゴは自分の頭上で公転していた思いが消え去っている事に気が付いた。
思わずディエゴはAの方へと目を向ける。するとAは我が子を慈しむ母親の様な表情で微笑むのだ。けれどもそれは一瞬の事で、すぐさま馬鹿丸出しのだらしない笑みに変わった。
「ささ。私も帰宅部エースだし君と一緒にハンバーガーでも食べながら帰ろうかな！」
「だが断る」
「あ、つれない奴め！じゃあじゃあ、このフィギュアが発売したら一緒に買いに行こうよ！」
「それなら、良いだろう」
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左目から鯖味噌(プロフ) - まろんさん» 初めまして。お返事が遅くなって申し訳ございません。億泰ですね、分かりました。かなりのお時間を取らせる事になってしまいますが一生懸命書かせて頂きますね。今回はリクエストをして頂き有難う御座います。 (2017年9月17日 18時) (
レス) id: e982473bb6 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - はじめまして！リクエスト良いですか。億泰の短編を見て見たいです。億泰の小説が少ないで (2017年8月20日 18時) (レス) id: 0981dc5437 (このIDを非表示/違反報告)
左目から鯖味噌(プロフ) - 傾国萌えのセネンさん» リクエスト有難う御座います。本当にのろのろと更新をしていますがそれでも確実にお答えしていきたいと思います。いつもお読みいただきありがとうございます。 (2017年8月17日 20時) (レス) id: e982473bb6 (このIDを非表示/違反報告)
傾国萌えのセネン - 第四部の音石明と第五部のリゾット・ネエロでボスのもう一人の娘の夢主をお願いできますか? (2017年8月4日 23時) (レス) id: 8368aa4f80 (このIDを非表示/違反報告)
傾国萌えのセネン - 左目から鯖味噌さん» ありがとうございます、楽しみに待ってます。 (2017年6月3日 14時) (レス) id: 8368aa4f80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：左目から鯖味噌 | 作成日時：2017年3月7日 13時
