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不完全少女めろでぃbyノナ ページ8

学校帰りの公園にて。

「あぁ〜…家帰りたくねぇ…」

家は落ち着くけどたまに血の香りがするし…(ボクは鼻がいい)

「でもそうなると暇なんだよなぁ…」

暇を持て余していると子供がたたた、と駆けてきた。
あの子には見覚えがある。前に歌を歌ってあげた男の子だ。

「おねいしゃん!おうたうたって!まえみたいに!」

どうやらまた歌を聴きに来たらしい。

「うん、わかった良いよ。何がいい?」

「おねいしゃんのすきなきょくでいいよ!」

「…じゃあ最近お姉さんがハマってる『クノイチでも恋がしたい』にしようか。」

子供は分かんない、と首をかしげた。僕は子供は好きだ。

「…道場なんてサボるぜバイバイ、あたい十五の新米クノイチ…♪」

歌い始めた時の子供の反応がかわいらしい。目をキラキラと輝かせて興味津々といった感じで。

「…縁日の夜に現れた美少年に真っかっかの赤い実が今、ほら、はじけ飛んだ…」

―――

「クノイチなら恋ヲ果タセ―… はい、終わり。」

ぱちぱち。小さな拍手が聞こえた。

「おねいしゃんすっごいね!おうたおじょうず!」

「あ…ありがとっ!」

内心物凄く嬉しい。こんな風に褒められたことはあまりに少なかったから。幼少期にもこんな事は無かった。

こういう子供には憧れてしまう。何の穢れも知らない、美しい子供には。

「ぼく、おねいしゃんみたいになる!」

「あはは、男の子はお姉ちゃんにはなれないな〜… 自分みたいなじゃなくて、もっといい人、いーっぱい居るよ。」

「おねいしゃんがいい!だっておねいしゃんかっこいいし、おうたじょうずだし、おこえきれいだし…えっと、『かんぺき』だし?!」

「ありがとう良い子だねぇ!」

嬉しかった。意味を分かっているのかさえ怪しいが。嬉しいのだ。褒めて貰えた事が。

「…――ら、もう、ご飯よ――!」

向こうの方からこの子の母親であろう人が駆けてきた。

「あ、おかあしゃん!おねいしゃん、ぼくもういくね!…あ、ねぇ、おねいしゃんのおなまえきかせて!」

「名前は…ユイト。ユイトだよ。…君は?」

ボクがそう問いかけると、子供はそう問われるのを楽しみにしていたかの様に、にかっ、と笑った

「ぼくはねぇ…ユラ!ユラっていうんだ!かっこいいなまえでしょ!」

そう言うと子供…否、ユラは母親の方へと駆けて行った。

―――ユラ、に、また会えた―――?

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*LERELUA*(プロフ) - ういなさん» ミラ「だっ……大丈夫ユウ…ッ!?…………レッ、レミト…!!…ユウがびっくりしてるよ……っ!?」 (2013年4月1日 19時) (レス) id: ceecd53c0c (このIDを非表示/違反報告)
*LERELUA*(プロフ) - 凛さん» ミラ「うぅ、ありがとうリナッ……!!((涙」あ、私お気に入りに登録する時は評価も一緒に入れるようにしてるんだ(*´∀`) (2013年4月1日 19時) (レス) id: ceecd53c0c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リナ「続編を作って早々評価入ってるってどゆこと?」 (2013年4月1日 19時) (レス) id: 6d984d9a78 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - *LERELUA*さん» リナ「全然大丈夫だと思うよ〜?(*^^*)」 (2013年4月1日 19時) (レス) id: 6d984d9a78 (このIDを非表示/違反報告)
*LERELUA*(プロフ) - 凛さん» ありがとう!!……何かホントごめんなさい……。なんだあの締めは……orz (2013年4月1日 19時) (レス) id: ceecd53c0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:非公式メカクシ団 x他3人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2013年3月24日 18時

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