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三雲と雨取の身の安全の確認を取っていたAは、後ろで聞こえた三輪の怒鳴り声に振り向いた。
三「ベイルアウト！」
そう叫んだ三輪はトリオンの光となって本部へと吸い寄せられていく。
端的に言うなら、それは、強制送還。B級以上の隊員のトリガーを使う者に与えられた大切な機能だった。
前までは、陽本先輩！と可愛らしく後ろを着いてきていた三輪秀次。
Aは彼の何とも言えない複雑な気持ちを分かっているからこそ、何て声をかけてあげればいいのか分からなかったのだ。
「ゴメン、迅。」
迅「いいや、悪くないよ。Aも、秀次も。」
「ン。三輪隊の皆もゴメンね。」
米「いや、Aちゃんは悪くないっすよ。うちの方こそスイマセン。」
「ううん、三輪の気持ちも分かる。」
トリガーオフした米屋が、重そうに身体を起こす。
そんな彼もバツが悪そうに笑っていた。
また、Aも三輪の事を大変可愛がっていた為、この状況を何とかしたいというのが本音であった。
だが、それは何とも難しい。思春期の男の子であるのは勿論、やはり彼の過去がいけなかった。
近界民への憎しみが合って当然だ。
遊「…………アンタ、もしかして…」
「………遊真君は何のためにここへ？」
遊「……親父の友達に会うため。」
「そっか。」
Aは空閑に向けてそう柔らかく笑った。
迅「A、俺とメガネくんはとりあえず本部に帰る。
お前は何もないんだったら、遊真達と一緒にいてやってくれ。」
「了解！」
気づけば三輪隊の面々は居なくなっていた。
迅は、今回の件について本部に報告。そして三雲はそれの付き添いらしい。
これからどうするかを考えるAの隣でお腹を鳴らす空閑。Aと雨取はそれにクスリと笑った。
「とりあえずお昼にでもするか〜〜」
どうやらAの腹の虫もそろそろなく時間らしい。
空閑と雨取の背中を押しながら、Aはまず警戒区域外を目指した。
さあ今日は何を食べようか。
ハンバーガーでもピザでもいい。カレーも有りだろうな。
まずは何事も腹ごしらえである。
唇から零れ落ちそうなヨダレを拭ってAはお昼ご飯に着実と足を進めて行った。
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明(プロフ) - ペコの助さん» うわあ本当ですね(>_<)有難うございます！！すぐ直させて貰いますね(*´`) (2022年3月17日 10時) (
レス) id: 79646f46d0 (このIDを非表示/違反報告)
ペコの助(プロフ) - ついでに迅さんは宇佐美呼びです！！(＞人＜;) (2022年3月16日 12時) (レス) @page7 id: 28c825c318 (このIDを非表示/違反報告)
ペコの助(プロフ) - とても面白くて一気読みしてしまいました！04の迅さんのセリフですが、迅さんは修のことを呼ぶ時は「メガネくん」ですよ！これからも応援しております、頑張ってください！ (2022年3月16日 12時) (レス) @page5 id: 28c825c318 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 更新ありがとうございます。とても面白いです。続き楽しみにしてます‼️ (2022年1月15日 0時) (レス) id: f649cf9af2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 明さん» 返信ありがとうございます！通知が来た瞬間飛び跳ねました()うへへ、もうめっちゃ好きです！！！いやもうどこまでもついて行きます！頑張って下さい！ (2022年1月14日 22時) (レス) id: 03aa6930c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明 x他1人 | 作成日時：2021年3月5日 17時
