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「木虎さん、やらせてあげて。」
藍「っ、陽本さん！」
Aは目を細めて、ニコリと微笑んだ。
その優しい目は必死に闘う三雲へ向けたもので。
「確かに、このままやってもあの子は負けてしまうけど、身で体感して、自分で気づく事。
それが今の修にはに必要だと思うの。」
遠くで地に手を着く三雲に、自分で何を学ぶか。
強くなる為にはそれが必要だった。
「それに、それが向いてるわ、あの子。」
三雲の学ぼう、という姿勢は素直に尊敬する部分であるし、それが三雲の武器だ。
「ほら、ね。」
だから今も、三雲はまた立ち上がろうとしている。
静かに見届けるのが、Aと烏丸にできる師としての仕事だ。
最後の一戦。
三雲はついに風間を追い詰めた。
トリオン制限のないこの部屋でトリオンを分散させ、カメレオンを解かす。
そのあとレイガストで風間を壁に閉じ込めたあと、一瞬の隙をついて、攻撃を仕掛けた。
辺りは白い煙に包まれ、誰もがその奥の結果に目を見張る。
三雲の肩からはトリオンが溢れ出し、そこで三雲はダウン。
風間の腕は肩から脇にかけて切断されていた。
両者ダウン。引き分けだった。
「………すっ、ごい」
藍「風間さんと引き分けるなんて」
烏「勝ってないけど大金星だな。」
まさか三雲が風間に、相討ちを持ち込むなんて。
かなり期待が大きい。
やはり三雲は面白いな。さすが、玉狛支部の期待のルーキー。
少し嬉しそうに口元を緩める三雲を見届けてAは席を立った。
「さてと…」
烏「A先輩、何処へ？」
立ち上がるAに烏丸は声をかける。するとAはニッコリと笑った。
「決まってるでしょ？」
「風間先輩の所よ！！！！！！！！」
目をキラキラと輝かせてグッと親指を立てたAは颯爽と階段を駆け上がり、いつの間にか消えていた。
烏「相変わらず、だな。」
藍「さすが………もう姿が見えない……」
立つ鳥跡を濁さず。とはこの事だろうか。
いや、多分違うと思う。
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明(プロフ) - ペコの助さん» うわあ本当ですね(>_<)有難うございます！！すぐ直させて貰いますね(*´`) (2022年3月17日 10時) (
レス) id: 79646f46d0 (このIDを非表示/違反報告)
ペコの助(プロフ) - ついでに迅さんは宇佐美呼びです！！(＞人＜;) (2022年3月16日 12時) (レス) @page7 id: 28c825c318 (このIDを非表示/違反報告)
ペコの助(プロフ) - とても面白くて一気読みしてしまいました！04の迅さんのセリフですが、迅さんは修のことを呼ぶ時は「メガネくん」ですよ！これからも応援しております、頑張ってください！ (2022年3月16日 12時) (レス) @page5 id: 28c825c318 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 更新ありがとうございます。とても面白いです。続き楽しみにしてます‼️ (2022年1月15日 0時) (レス) id: f649cf9af2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 明さん» 返信ありがとうございます！通知が来た瞬間飛び跳ねました()うへへ、もうめっちゃ好きです！！！いやもうどこまでもついて行きます！頑張って下さい！ (2022年1月14日 22時) (レス) id: 03aa6930c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明 x他1人 | 作成日時：2021年3月5日 17時
