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迅「…で、どうだった？」
「皆順調だって。楽しそうに訓練してたよ。」
迅「なら良かった。」
「小南に勝越す日も近いって。」
迅「それは期待できるな」
迅はそう面白そうに笑った。
その笑顔の中にホッとしたような、安心したような表情を見せながら。
Aも自販機に五百円玉を入れて、そんな迅に笑いかけた。
「本当に良かった、」
サイダーの缶のプルタブを押し上げて、そう呟くAの言葉に勿論嘘はなかった。
太「そうやって風刃を売ってまで近界民をボーダーに入れる目的はなんだ。
…お前ら何を企んでる。」
迅「城戸さんにもそう言われたな〜……」
迅は、少し目を逸らしながら、先程の会議の事を思い出した。
城戸にも、太刀川と同じような事を聞かれ、苦笑いをしたのを覚えている。
「何も、企んでないよ。」
迅「そのうちに新しく入った遊真ってのが、結構ハードな人生送っててさあ、
俺はアイツに楽しい時間を作ってやりたいんだ。」
楽しい時間を作ること。そして、ボーダーに入隊すること。
その関係性はどう考えてもイコールでなく、疑問に感じるかもしれない。
ただ、迅とAが考えるその楽しい時間とは、些細な事だった。
迅「俺は太刀川さん達とバチバチやり合ってた頃が最高に楽しかった。」
ボーダーには沢山の遊び相手が居て、空閑の人生に何倍も楽しみを与えてくれる機会が沢山ある。
そうしたら、空閑にも辛いことも全部分かち合える友ができるだろう。
それを、迅とAは何よりも願っていた。
「楽しむ権利は誰にだってある。近界民かなんて関係ない。」
迅「俺らはそんな楽しみを守りたいんだ」
その内上に上がってくるだろうから、そんときはよろしく。
迅はそう言って、揚げせんをバリバリ頬張った。
迅「あ、後もう一つ。俺黒トリガーじゃなくなったから、ランク戦復帰するよ。
とりあえず、ソロでアタッカー1位目指すからよろしく！」
太「そっか…もうS級じゃないのか…」
太「そういやそうだ！お前それもうちょっと早く言えよ！」
あからさまにテンションを上げた太刀川に、Aは呆れた笑いを漏らす。
やはり、ここの人間はみんな戦う事が好きらしい。
太「この際、Aもランク戦に入ってくるか！？」
「いや、大丈夫です〜」
太「何でだよ、コノヤロウ！」
「いだっ、」
太刀川にグリグリと拳をいれられながら、Aも皆も笑っていた。
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明(プロフ) - ペコの助さん» うわあ本当ですね(>_<)有難うございます！！すぐ直させて貰いますね(*´`) (2022年3月17日 10時) (
レス) id: 79646f46d0 (このIDを非表示/違反報告)
ペコの助(プロフ) - ついでに迅さんは宇佐美呼びです！！(＞人＜;) (2022年3月16日 12時) (レス) @page7 id: 28c825c318 (このIDを非表示/違反報告)
ペコの助(プロフ) - とても面白くて一気読みしてしまいました！04の迅さんのセリフですが、迅さんは修のことを呼ぶ時は「メガネくん」ですよ！これからも応援しております、頑張ってください！ (2022年3月16日 12時) (レス) @page5 id: 28c825c318 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 更新ありがとうございます。とても面白いです。続き楽しみにしてます‼️ (2022年1月15日 0時) (レス) id: f649cf9af2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 明さん» 返信ありがとうございます！通知が来た瞬間飛び跳ねました()うへへ、もうめっちゃ好きです！！！いやもうどこまでもついて行きます！頑張って下さい！ (2022年1月14日 22時) (レス) id: 03aa6930c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明 x他1人 | 作成日時：2021年3月5日 17時
