【カゲプロ】私は君が、君はあの娘が好きで…【ヒビヤ】 (ページ9)

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好き…7… ページ9

貴方「もう、明日で１学期終わりかぁ…」

明日が終業式。

そして明後日はヒヨリとヒビヤ君と都会に行く日。

泊まる場所はヒヨリのお姉ちゃんが家らしいけど…

まぁ、おうちの人に失礼の無いようにしなきゃ！！

母「A～！ご飯よ～！！」

貴方「今行く～！！」

私は、明日の学校の用意をランドセルに入れた後、下に降りた。

母「ほら、Aも手伝って！」

とお母さんはお茶碗にご飯をよそいながら言った。

貴方「わかった！」

私は、テーブルを水拭きした後、おかずの入ったお皿などを運んだ。

2人「いただきます。」

やっぱり…気まずいな……。

私とお母さんは親子だけど会話は少ないほうだ。

昔はよくおしゃべりしたほうだ。私も、今よりかはずっと明るい性格だった。

でも…お父さんがいなくなってから…

母「…A、急にこんなこと言うのもあれなんだけど…

お父さんのこと…忘れなさい。」

貴方「お母さん…？何言ってるの…？」

母「お母さんはわかる。貴方がする、そのさみしそうな顔は、お父さんのことを

考えている証拠よ。

もうお父さんはいないの。忘れなさい。」

今日のお母さん…おかしい…。

貴方「なんで…そんなこと言うの？

お父さんは何にも悪くないじゃん！何にもしてないじゃん！！」

母「わかってるわよ！！忘れるのはつらいと思う。お母さんもつらい。

だけど！！後ろばかり見ちゃだめなの。前を向かなきゃだめなの！」

「Aならわかるでしょ？」と付け足すお母さん。

私にはわからない。なんでお父さんのことを忘れなきゃいけないのか。

全く分からない。

貴方「意味わかんない！！私、お父さん好きだもん！忘れたくても忘れられない！

大好きだもん！家族だもん！一生忘れない！！

なのに…なんで…？

後ろばかり見るな…？前を向け…？そのためにはお父さんを忘れなきゃいけないの？

そんなの嫌だ！！無理やりでも前でもどこでも向くよ！」

忘れるなんて、そんなひどいことできないよ…

母「それができないから私は言ってるの！」

貴方「決めつけないで！！私、そんなに弱くない！…もういらない。

ごちそうさま。」

私はお母さんと一緒にいるのが嫌で、自分の部屋に戻った。

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更新遅れてますね。すいません。

お父さんのことはまた次かまたその次か…

まぁ後々するのでお楽しみに！！！