【カゲプロ】私は君が、君はあの娘が好きで…【ヒビヤ】 (ページ11)

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好き…9… ページ11

過去のお話が続きます！by作者

貴方「ねぇ…お母さん……お父さんは…」

母「大丈夫…きっと大丈夫よ…」

私は、お母さんの言った言葉を信じることしかできなかった。

激しく雨が降る道を私は車の窓から眺め続けた。

母「着いた！A、出て！！」

貴方「わかった！」

私とお母さんは急いで車から出た。

高いビルの入り口付近に、パトカーや救急車が停まっていた。

母「井乃の妻です！！夫は！？」

貴方「お父さんは…」

私はあたりを見回した。

すると人と人との間に見つけた。もはや人の形ではない父を。

まがらないところがまがっている。落ちた時の衝撃で骨が折れたのかな…。

貴方「嘘だ…。」

母「どうしたの？A…。」

お母さんはまだ、お父さんの姿を知らないらしい。

貴方「お父さん…嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ！！」

私は頭を抱え、泣きながらそう叫んだ。

母「まさか…昨日も…今日の朝まで笑ってたのに…どうして…」

私はお父さんのところに行こうと走った。

警察官「だめだよ！君！！遺体に触れちゃだめだ！！」

貴方「どうして！？お父さんが！お父さんが目の前にいるのに！！」

手を伸ばしても届かない。

もう一度…もう一度だけでも、お父さんに力いっぱい抱きしめてほしかった。

あの大きい手で頭を撫でてほしかった。いろんなところに連れていってほしかった。

ずっとこの先一緒にいてほしかった。

貴方「お父さん！！うわぁあああああああああああああああああああ！！」

私はその場に崩れ落ちた。

母「A…帰ろう？…これからしないといけないこともあるし…

お父さんからの遺書ももらったから…」

お母さんによるとお父さんがじさつした原因は社内によるいじめのようなものだったらしい。

お父さんは人一倍優しくて、かっこよかった。

そのせいで恨んでる人もいたらしくて、その恨んでいた人は自分の仕事の大失敗を

お父さんのせいにし、それから社員全員にいじめをうけ、

その心の闇を私やお母さんに隠しながら、今日、じさつしたという。

私はそれから、大人が怖くなった。人が怖くなった。

少し、人間不信になった。

でも、それも2年たてば少し和らいでいった。

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過去編はここらへんにしておきます！ｗ

お父さんがいなくなっちゃいました！

こういう描写が苦手な方は本当にすみません！

次からは、現在のお話を書いていきます！

れんげでした！