検索窓
今日:3 hit、昨日:16 hit、合計:1,580 hit

名前と慣れと ページ3

そして、とりあえず彼と自己紹介をすることに。

『私は綾瀬Aです。・・・貴方は?』

「俺は織田作之助だ。よろしくな」

『よろしくお願いします・・・』

そして、少しお互いで笑った。・・・ん?にしても、織田作之助ってどっかで・・・・・・。

『えーっと・・・呼び方・・・なんですけど、織田作さん・・・でいいですか?』

「嗚呼。・・・俺からは、A・・・・・・でいいか?」

『はい、大丈夫ですよ』

「・・・よろしくな、A」

『はい。えーっと、よろしくお願いします。』

そして、とりあえず、彼に家を案内した。

「ここの家は広いんだな」

『そう、ですかね?まぁ、それなりには広いと思いますけど・・・』

3人家族で住んでるには寂しすぎるくらいは広いと思うし。そんなことを考えながら、苦笑した。

「・・・この家、1人で住んでいるのか?」

『・・・まぁ、今は1人・・・ですよ。・・・元々3人で住んでました』

「そうか。」

『・・・大丈夫ですよ、寂しくもなんともないです。慣れましたから』

そう云えば、彼は少し驚いた表情をして、

「慣れ程怖いものはないな」

と、何処か切なげに返答してきた。・・・如何して、そこまで切なげに返せるのだろうか。そんなことを思ってしまう。

優しさとあたりまえ→←profile



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:響音 | 作者ホームページ:http://yuuha0421  
作成日時:2023年11月25日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。