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案の定あちらも嵐山隊と迅の2グループに別れて戦うことにしたのだろう。
作戦通り、三輪ちゃんとよねやんといずみんは、嵐山隊を追って団地の方に向かった。

「ほっ、ほいっと、」
迅は太刀川さんと風間さんの2人がかりの攻撃を避けながら私達に攻撃してきた。
ていうか、あそこの3人化物でしょ。
風間さんとかなんで空中で回転しながらスコーピオンで攻撃出来るの…。

私は3人のことを化物と再確認しながら迅に攻撃を仕掛けた。
迅は予知のサイドエフェクトで避けるから弾を当てることは難しい。
しかし、バイパーで色々な方向から攻撃すれば、それだけ迅の処理することは多くなる。
そうすると、迅はたまに読み逃すので攻撃が当たりやすくなる。
なので、私はバイパーや偶にメテオラを混ぜながら攻撃を仕掛けた。

パンッ パンッ

狙撃手達も攻撃をしているが、迅は容易く避けてしまう。

「奈良坂さん当たんないです!」
「いいから黙って撃って。
迅さんには予知のサイドエフェクトがある。かわされるのは仕方ない。
当てるんじゃなく動きを制限するつもりで撃て、迅さんの処理能力を攻撃の密度で上回るんだ。」

奈良坂くんも私と同じ考えらしく、当たらなくても撃てという作戦らしい。
あー、ていうか当真撃ってないな。
まぁ当真だしなぁ…。

そう私が考えていると、奈良坂くんも当真が撃ってないことに気が付いた。

「当真さん、あなたも少しは撃ったらどうだ?」
「ああ〜?外れる弾なんか撃てるかよ。狙撃手としてのプライドが許さねー。
『かわされるのは仕方ない』?そんなだからいつまでたってもナンバー2なんだよおまえは。」
「……!」

うわぁ、当真キッツ。
それを奈良坂くんに言うのか。
奈良坂くんも奈良坂くんでプライド高いからなぁ…。

当真にそう言われて、奈良坂くんの眉間には少し皺が寄った。
当真はそんな事に気をとめず、屋根の上から移動しながら言った。

「そんなわけでおれは三輪たちの方に行くぜ。迅さんはおまえらに任せた。」
「…なんだと!?」

……当真らしいわ。
まぁ当真は自分の本能で撃った方が当たるからなぁ。まぁしょうがないか。
奈良坂くんは不服そうだが、諦めてくれ。

太刀川さんも、

「いや、それでいい奈良坂。確かに当真はその方が活きる駒だ。
でもおまえらまでいなくなられたら困るぞ。」

と言った。
奈良坂くんのフォローまで忘れないのは流石だ。
計算して行ってないと思うが。

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柘榴ぷぁふぇ(プロフ) - かなとさん» 注意ありがとうございます。オリジナルフラグ外しました。 (2019年7月1日 18時) (レス) id: e036501849 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワードの下を読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年7月1日 18時) (レス) id: dadc2ff24d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柘榴ぷぁふぇ | 作成日時:2019年7月1日 17時

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