3話｢3人｣ ページ3
少し時間が経ち、洞窟の中では…
狂｢……おかしい…。何故戻ってこない…｣
絵音｢もう1日経っちゃうよ？何があったんだ…？｣
ライア｢もしかして敵に見つかったり…｣
狂｢縁起の悪い事なんか言うなよ…｣
ライア｢僕が確認しに行こうかな。｣
狂｢何言ってんだ。あの偵察のプロのスイアすら戻れないんだからライアが1人で行ってここに戻ってこれる訳ないだろ。
まずスイアを待てよ。｣
ライア｢う、うん。分かった｣
一方、スイアの方では…
スイア｢ん…んん…｣
???｢お、もう起きたのか。｣
スイア｢お前…｣
???｢なんだ、対抗でもするのか？手足を拘束されてると言うのに。｣
拘束されてる…？
そうか…何かに殴られて…何故か拘束されてるのか。全く訳が分からない。何故急に殴られて拘束されるんだ？まぁ城を偵察してたから拘束したのは城の中の人物ではあると思うけど…
スイア｢何。拘束なんかして拷問でもする気？どれだけしても何も言う気は無いから。｣
???｢起きたすぐだと言うのに良くそんなに口答えする事ができるな。｣
スイア｢と言うか、私を捕らえてなんになる？何も私と関係は無いと思うけど。｣
???｢そんな自分が居る城を勝手に偵察してるんだから意味が無くても捕らえる。｣
スイア｢それで？拷問するんだったらすればいいじゃない。｣
???｢拷問なんて人聞きの悪い。
ちょいと注射をするだけだよ。｣
スイア｢…何のために注射なんかを？｣
???｢答えて何になる。これから何も考えれなくなるのにな。｣
スイア｢は？何、考えれなくなるって。バカにしてる？｣
???｢まぁ終わったら解るさ。まぁ解る事すら出来ないと思うけどな。｣
拘束されてるから逃げる事も出来ない…
だからって暴れても直ぐに止められるだろう。
素直に注射されるしか無いのか…
と言うか一体注射ってなんなんだ…？
???｢それじゃあな。｣
スイア｢何別れるみたいな言い方をし……｣
私は喋り終える間もなく注射を刺され、またもや意識を落とした。
一体何の注射なのかは分からないけど、ものすごく苦しい痛みを感じたという事は解った。
次の日の洞窟の中では…
ライア｢これは不味いことになったぞ…スイアが戻って来ないと話が進まない…スイアを助けようとしても敵の状況が分からない…｣
絵音｢でもどうにかして私達でスイアを助けないと…｣
ライア｢また作戦会議に逆戻りか…今回は狂も参加してくれ。｣
狂｢おぅ。分かった。｣
作者雑談
文字数が足りないんだよォ…
続く
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作者名：スロウ／slow | 作成日時：2021年1月14日 21時
