【鬼灯の冷徹】第二補佐官は雪女と鬼のミックスです〜肆〜

百九十四件目 ページ45

昨日は本当に散々だった。

鬼灯にイジメられて。


鬼「A、この資料ですが・・・」


「うん？あー、コレって鬼灯達が現世に行って怒られた奴ね。懐かしいね」


鬼(目が笑ってない・・・)


「あーあ、誰かさんがイジメるから」


鬼「すみません・・・欲求を抑えられなくてつい」


「ついで済む話ならいいのにねぇ」


閻魔「・・・・今日あんな感じだけど、Aちゃんとなんかあったの？」


鬼「少し・・・でもアレが当たり前になる日がいつかきっと・・・」


「ないですね」


閻魔「すっごい目が笑ってない笑い方してるよ。マズイって」


「何がマズイか行ってみろ、サボり王」


閻魔「機嫌が凄い悪いと閻魔殿に雪が降るからさ」


「ほぉ・・・なんなら降らせてあげましょうか」


閻魔「いいって！！」


鬼(コレはマズイかもしれませんね・・・・少し距離を置いた方がいいかもしれません)


(昨日あんなことあったのに何で平気な顔してんの・・・・どんな顔すればいいの)









お昼


鬼「A・・・ッなんでもないです」


「・・・・・そう」


閻魔(本当にこの二人何があったの？)


鬼「・・・・はぁ」


閻魔(鬼灯君がため息！？本当に大丈夫かなぁ・・・)




食堂


食堂をかつ丼を頼んでいると、お香ちゃんがやって来た。


お香「Aちゃん？今日は一人なの？」


「・・・・・うん」


お香「凄い機嫌悪そうだけど・・・何があったの？」


「・・・・別に」


お香(絶対に何かあったのね)


お香ちゃんと席に着こうとしたらさっきから聞こえる

髪型についての会話にお香ちゃんが参加した。


お香「女性の場合はねぇ〜〜男性の気を引くためというより
　 女同士の見栄の張り合いが大きいのよねえ」


「女の子にとって一番怖いのは同性からの「ダサい」の一言だしね」


鬼「なるほど・・・・あ」


「あ」


プイっと顔をそむける。

本当にどういう顔していいか分からない。


唐瓜「・・・・どうしたんスか、この二人」


お香「ちょっと喧嘩したみたいでね・・・気にしないであげて」

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