【鬼灯の冷徹】第二補佐官は雪女と鬼のミックスです〜肆〜

百七十五件目 ページ27

秦広王「交代してたのか！！鬼灯殿が変装してたから180センチなんて噂がたって・・・
　 一方で閻魔庁では実際に篁が代理をしてたのか！」


篁「アハハ・・・実はそうなんです・・・」


鬼「ネットや写真がない時代・・・噂が全てですからね・・・」


「しかし、交代中に藤原良相さんがいらっしゃってしまって・・・」


＿＿

良相「！？おっ・・・小野篁！？」


篁「あっ・・・この人は良い人ですよ」


閻魔「そう？じゃあ信用するよ。寿命残ってるみたいだしね」


良相「凄いなお前、何者！？」


＿＿


篁「でも一連の出来事がキッカケでこうして死後、秦広庁に就職出来ましたし・・・
　 本当に良かったです。記念に立派な閻魔大王像も彫らせて頂きました」


秦広王「・・・・・亡者が私を閻魔大王に間違えるのってお前のせいじゃないか！？」


篁「ヤベッ」


鬼「まぁ正直大王をカッコよくしようとするとああなりますよね」


何故か逃げる二人。


「・・・こんなんですが今年もよろしくお願いします」


秦広王「あ、ああ・・・・そういえばA殿の地獄の指揮とは？」


「あの頃の地獄は裁判はもちろん、地獄も今ほどはっきりしてませんでしたので、
　全部の地獄を把握してた私が現場に行き、獄卒にどういう拷問をするのか指導してました」


秦広王「なるほど・・・それで手が離せなかったと」


「ハイ。正直、篁さんがいて良かったです。
　彼のおかげで少しは内裏の仕組みというのが分かりましたから。それでは私もこれで」


秦広王にお辞儀をし、鬼灯の後を追った。

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