百七十三件目 ページ25
正月明け。
各庁に挨拶に行く私と鬼灯。
本当は最初の秦広王の所に行くべきだが、都合により最後になってしまった。
各庁によって雰囲気が違うから私はこういうお使いは意外と好き。
秦広王の元に行くと補佐官の小野篁さんもいた。
鬼「篁さんはその髪以上に特殊な人ですけどね」
篁「あ」
「あけましておめでとうございます」
篁「どうもご丁寧に・・・」
鬼「閻魔大王より大王っぽい秦広王、今年もよろしくお願い申し上げます」
「今年もよろしくお願いします」
私と鬼灯はペコリとお辞儀する。
秦広王「よろしく・・・おかしな枕詞が聞こえたけど気のせいかな・・・・
あ、鬼灯殿、A殿。いらしたついでに報告する。
この亡者は次の裁判に回すまでもなく天国逝きが確定した」
鬼「あ、ハイ。承知しました」
秦広王「篁、書類もお渡ししてしまおう」
篁「ハイ、持ってきます」
「・・・・篁さんは秦広王第一補佐官になって何年目でしたっけ?」
秦広王「・・・1000年くらいだったと思うな」
鬼「彼は出世の早い有能な方ですね」
小野篁さんは現世に本当にいた歴史上の人物です。
有名な話では、「子」を12個並べてなんと読む?という質問をすんなり答えたもの。
それと六堂珍皇寺の井戸を通り、閻魔大王の手伝いをしたという逸話もありますね。
篁「貞子の次に井戸が似合う!小野篁です!!」
鬼/貴「「そのキャッチコピーでいいんですか」」
鬼「あの井戸の入り口はもう塞ぎました。生きた人が迷い込まないように」
篁「実際、私が迷い込みましたからね」
秦広王「しかしなぁ・・・何でまたその井戸に入ろうと思ったんだ?
その上地獄の手伝いまで・・・」
篁「それは・・・
__
喉が渇き、近くの井戸を覗く篁。
するとそこには自分の姿は映らず、鬼灯の姿が映った。
篁「ん!?私いつの間にあんなストパーの黒髪に!?・・・もしや今のが本来の姿とか!?
アレ、いない!?待って、ストパーの私!!」
__
鬼「あー「この入口ふさがないと」と思って一回のぞいたことありますね」
279人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rekuiemu(プロフ) - sickさん» コメントありがとうございます!徐々に距離を縮めるタイプだと思うんで、もう少しお待ちを!!!!鬼灯さん、カッコイイですか!?少し安心しました。これからも応援よろしくお願いします!! (2017年12月20日 20時) (レス) id: 0f866e2864 (このIDを非表示/違反報告)
sick - 鬼灯と早よくっつけや!!って思います。うん,,,,鬼灯格好いい,,,, (2017年12月19日 23時) (レス) id: 0d66d22dc9 (このIDを非表示/違反報告)
rekuiemu(プロフ) - さっきー!さん» 毎回コメントありがとうございます!!甘すぎて胸やけするんじゃないかと思ってましたが、大丈夫そうで良かったですw応援ありがとうございます!これからも頑張っていきたいと思います(*^▽^*) (2017年12月19日 21時) (レス) id: 0f866e2864 (このIDを非表示/違反報告)
さっきー! - すいません件目でした! (2017年12月19日 19時) (レス) id: 548bac4832 (このIDを非表示/違反報告)
さっきー! - 百九十三話目最高です!!やっとイチャイチャ?してくれたー!!!! めちゃくちゃときめきました! これからも頑張ってください! (2017年12月19日 19時) (レス) id: 548bac4832 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:rekuiemu | 作成日時:2017年12月11日 22時