白き世界 ページ3
目の前に広がるのは白い空間
向かいに居るのは兄の凛久
そして手前には、白い"何か"
いや…私、私達は知ってる…この白い何かは__
『『ぜってぇ真理くんじゃん！！』』
兄妹って凄いよね、顔で同じこと考えてるなって分かるんだから
だって…
凛｢………｣
すっごい嫌な顔してるもん！！！エドが大佐に会った時みたいな顔してるもん！！！
そういえば、なんで目の前に真理くんが？
確か私達はマンホールで錬金術師ごっこを……
｢それが原因かｯｯｯ！！！！｣
ギャグっぽく言ってるけどこう見えて結構焦ってる
だって真理くん居るし、それにさっきは無かった"真理の扉"があるのだから
軽くパニックを起こしていると真理くん2人が口を開いた
真『よぉ、バカ野郎2人』
野郎じゃねぇよ、乙女じゃﾎﾞｹﾞｪｪ
じゃなくて…これ絶対、真理見せられるだろ…
なんて遠い目をしながら考えていると真理くん2人に褒められた
いや、嬉しくねぇよ！？
真『そんじゃあ、見せてやるよ…真理をな』
ニタァと笑いながら名ゼリフを言う真理2人
そして扉から伸びる無数の黒い手に奥へと引きずり込まれながら、向かいにいる兄に手を伸ばす
兄も同様に手を伸ばすがもちろん、届かない
最後に聞こえたのは兄が私の名前を呼ぶ声と真理くんの『ようこそ、身のほど知らずのバカ野郎』、『通行料は勝手に貰うよ』だった
引きずり込まれた扉の中では数え切れない程の情報が頭に叩き込まれる感覚
痛いｯいたいイタイイタイイタイイタイイタイイタイ…！！！！！
頭が…ｯ…割れそう……兄さん…ｯ！！
ふと目の前に差し出される白い影…いや、母さん…？
そっと差し出される母の手へと手を伸ばす…がそれは無数の黒い手によって阻まれた
嫌だ、消えたくない！！！母さん！！！
｢母さ…ん…ｯ！兄さぁぁぁんｯｯｯ！！！！｣
伸ばした手はどんどん散っていく
暗くなる視界に映るのはドコか悲しそうに微笑む母の顔と何かを必死に叫ぶ兄の顔だった。
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菊月(プロフ) - 苺さん» 初めまして！ﾋｪｯ有難う御座います！！遅い更新ですが、気長に待っていただけると嬉しいです(´∀`;) (2018年1月4日 1時) (
レス) id: 5b1fc24168 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - はじめまして苺です！私＊菊月@低乳上＊さんの作品大好きです！更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年1月3日 10時) (レス) id: ab547acc20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*菊月@低浮上* | 作成日時：2017年12月6日 2時
