【Fling Posse】しばらく厄介になりますね！

No.15 ページ27

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………………

「なるほど…
そんなことが」


「あれは本当にヤバかった
乱数くん怖いわ、うん」


「話の中では
あなた全然怖がってないですけどね」


「だてに人生歩んでないからなぁ
漫画のために今までいろいろやらかしました」


「はぁ、犯罪は起こしてないでしょうね？」


「それはやってない！
ちょっとヤクザの抗争に巻き込まれたり
怪しげな薬を拾ったところを警察に見られたり
しただけだよ」


「どこの小説の主人公だ
お前は」




これ実話なんだよな
その時は終わったと思ってた

まぁヤクザの時も、薬の時も
とある警察さんが助けてくれたんだけど…



「で、Aは乱数のこと
諦めるのですか」


「え？諦めるわけないじゃん
あんな面白そうな子
…でも約束しちゃったし、
しばらくは幻太郎にまかせる」


「やはりそうなりますか
やれやれ」


「幻太郎も気になってるんでしょ
何か面白い情報があったら教えてね」


「えぇ…
…ああ、それとA
小説のほうでいろいろと相談があって、
明日また会ってもいいですか」


「明日？
今日でもいいよ？」


「いや、今日は小生予定がありまして」


「そっか
じゃあまた明日ね」



その後
幻太郎を玄関まで見送り
作ってくれていた朝食を食べる
…うっまぁ
知ってたけど、うっまぁ



「さて、
特に何もないし暇だから
イケブクロでお買い物でもしよっかな」



私は大きく伸びをして
出かける支度をする
たまには違う地区にも行きたいし


それに…
なにか新しいものに出会える予感がする

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