優しい人たち【ＷＴ】【ｗｒｗｒｄ】 (ページ7)

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貴方side
目が覚めると清潔なベッドの上に寝かされていた。
口元がスースーする。
触れてみるとマスクが取り上げられていた。
それより...無性に叫びたい。
ということで叫ぼう。
貴方『ここ、どこだあ！！』
？「あ、起きた？」
きり「あまり叫ばないでね。」
えーと学級委員長様と誰かさん、質問に答えてください。
鬱「ここは、なかむさんの家だよ。」
なか「あ、なかむだよ。」
トン「ちょっとAと二人で話がしたいんだが...いいか？」
なか「いいよ。」
あ、いやな予感。
トントンと二人きりになる。
トン「その痣、どうしたんだ？」
貴方『これはこけまくって打ち付けただけ。』
私は嘘をつく。
トントンだけには知られたくない。
大切な友達を失いたくない。
トン「はあ、じゃ、刺された傷はなんだ？」
貴方『これは鋭い石にぶつかって。』
さすがに無理があるな。
トン「じゃあ、なんで制服が赤いんだ？」
貴方『染めたから。』
トントンがため息をつく。
苦しい言い訳だな。
てか、ばれてる気がする。
トン「じゃあ、なんで倒れたんだ？」
貴方『最近眠ってないから。』
トン「なんで？」
貴方『ゲームのし過ぎ。』
トン「ふーん。じゃ、なんで転校してきたんだ？お前、点数よかったんやろ？」
もう限界だ。
貴方『何なの！？トントンも私が嫌なの！？』
ヒステリックな声が出た。