episode14 ページ16
、
ただいま、紅蜘蛛党に潜入中。
なぜかトラックにのってこんな港までやってきた。
港には数多くのコンテナがあちこちにあり、
まるで迷路のようだ。
｢ここでほんとにあってるの？さっきの人達明らかに宗教団体だったじゃん…｣
｢俺たちが夫婦はねぇよなぁ…｣
｢ここで間違いないはずじゃ。少し歩くぞ｣
｢ここまできて収穫なかったらまじで萎えるよ…｣
夜なのにこんなに明るい光を浴びているせいかクラクラしてきた気がしなくない。
こんなんなら傘もってくれば良かったと後悔。
私が持ってきたのは小刀と、月詠に教えて貰ったクナイだけである。
私が月詠に教えて欲しいと言ったのだけれどめっちゃ難しい。
真っ直ぐ飛ばなくて、クナイ自体があまり重くないから力加減が分からない。
もっと練習しなければ。
｢おい！あれを見ろ｣
月詠が私たちにそっと話しかける。
｢んんーー？？私にはよく見えないけど、誰かいる？｣
コンテナの積み込みかな？？
｢ああ…、確かにいるなぁ。誰だありゃ｣
｢ちと、見てみるか｣
そう言って取りだしたのは手持ちの望遠鏡。
月詠の胸にそんなのが入ってたのね…。
私も望遠鏡入れれば大きくなるかな
目に当ててピントを合わせている。
｢なんか見えた？｣
私がそう聞いた瞬間、月詠の望遠鏡が割れた。
｢月詠！大丈夫！？｣
｢おい！大丈夫か！！｣
月詠の目元でガラスの破片が飛び散る。
あんな遠くからできるなんて信じられない。
しかも、クナイが飛んできた。
もしかして、忍か？
｢ああ、大丈夫じゃが、あれは…｣
｢月詠、逃げるよ。銀時も。早く！！！｣
目から血が出ている月詠をなんとか引っ張り、全力で走る。
まずい、こんな見知らぬ所でバレたら逃げ道がなくなってしまう。
すでに追ってがきているのがわかる。
私は銀時に月詠を預けた。
｢私はここで足止めするから、2人は早く逃げて｣
｢……おい、何言って…｣
｢私がこんなとこで野垂れ死にすると思う？｣
｢思わねぇな｣
｢じゃあ、任せて。早く逃げて｣
｢すまん、頼んだ、A｣
｢おっけー｣
ざっと数十人。
これなら楽勝。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とみおか(プロフ) - (。・ω・。)さん» コメントありがとうございます！！土方さんかっこいいですよね( *´艸`)読んで下さってありがとうございました！ (2020年4月6日 19時) (
レス) id: 61b55ba5a9 (このIDを非表示/違反報告)
(。・ω・。) - 土方さんサイコーです！！この作品は面白かった (2020年4月5日 21時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
とみおか(プロフ) - 紅葉さん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて嬉しいです。読んでくださってありがとうございました！ (2020年3月13日 0時) (レス) id: 61b55ba5a9 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 面白かった。 (2020年2月19日 15時) (レス) id: fbe7a16596 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とみおか | 作成日時：2019年10月7日 23時
