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グリム「なんでって…単に、お前が女だって 会ってからずっと気付いて無かったんじゃねぇのか？」
『嘘…！？……まぁ、制服が一緒だから見た目どっちかなんて分かんないかもだけど……
で、でも昨日はコレ着てなかったし、結構な時間一緒に居たのに気付かないかな！？それに…！、……』
何かを言いかけたAはぴたりと言葉を止めると、何故か顔を赤らめ…そして、『……抱っこで…運んでもらったし……』と恥ずかしそうに小さく呟いた。
「お前…露出癖ある癖に、抱えられただけで照れんなよ」
『さっきから思ってたけど、その失礼な勘違いやめてくれない！？この服が凄いのを見てほしかっただけだからね…！？』
小声で訴えるのを「あー、ハイハイ」と軽く躱しながら、運ばれたって あの時か…と、昨日の廃坑での出来事を思い出す。
よくよく考えれば、コイツの喋り口調や声のトーン、体格や見た目とか…気付ける要因は多々有った気もするが……此処は男子校なのだから、居るのは全員男って固定観念が根底にあるから仕方ない。
「まっ。気付いて無いんじゃね？」
『なっ…！なんでエースもそう思うの！？』
「なんでって、アイツ鈍そうだし……つーか、良く考えてみ？そもそもあのクソ真面目クンが、お前の事知ってて 更衣室に一緒に入ろうとすんの止めないワケ無いだろ」
そう言い放ってやると、Aはガクッと膝から崩れ、地面に突っ伏しながら『お…おっしゃる通り…！』と叫んだ。
グリム「知られてない方が都合が良いんだゾ」
『そうだね…そうなんだけどね……』
全く納得している様子では無い。女だと気付かれて無かった事が余程ショックだったみたいだ…
つーか。隠せって言われてんのにバレたかったって…マジで、危機感無しの馬鹿じゃん…！
呆れて何も言えずいると、Aの肩をグリムがポンと叩く。
グリム「そう落ち込むなって！コイツは気付いてたじゃねーか」
そう言いながらこちらを指差され、体がビクッ！と跳ねる。「な！」と同意を求めるグリムと共に、Aもこちらに視線を向ける。
「ま、まあ？オレは最初からピンときてたし…？」
『……ふふっ。そっか！』
笑顔の戻った彼女に、「はは…」と引き攣った笑いを返す。
やべぇ。どうして気付いたか、死んでも言えねぇ…
グリム「A。そろそろ行くゾ」
『うん！エース先行くね』
「おー」
更衣室を出て行く2人に返事をしてから気付いた。
オレ、この首でどうやってシャツに着替えんの……？
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ぬ(プロフ) - 平凡な人さん» コメントありがとうございます(*^^*)楽観的でちょっと抜けてる監督生ちゃんと、愛重めのユウくんの今後も楽しみにして頂けると嬉しいです！ (2022年7月29日 18時) (
レス) id: 43846487a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぬ(プロフ) - おれんじさん» お返事遅くなりすみません！こちらこそいつもありがとうございます！(ᵔᴥᵔ) (2022年7月29日 18時) (レス) @page36 id: 43846487a8 (このIDを非表示/違反報告)
平凡な人(プロフ) - ぬ、主ちゃんがかわゆいｯｯ！！ユウくんが出てきたのにはびっくりしました！ヤンデレ…ですかね？いつもありがとうございます！次も楽しみに待っておきますね！更新お疲れ様です！ (2022年7月29日 15時) (レス) id: 5666188338 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじ - お知らせ了解です!いつもありがとうございます! (2022年7月25日 21時) (レス) @page36 id: 1b74a0ce77 (このIDを非表示/違反報告)
ぬ(プロフ) - おれんじさん» いつもありがとうございます(*^^*)コメント頂けてとても励みになります！来週も更新出来るように頑張ります！ (2022年6月10日 17時) (レス) id: 43846487a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬま | 作成日時：2022年4月18日 10時
